ときのそらが企業制作コンテンツだったショック 〜天然と養殖の狭間〜
どうも、最近バーチャルYoutuberの動画をちょこちょこかじってます、ているです。
つっても、チャンネル登録してまじめに追っかけてるのはミライアカリと、タイトルにもあるときのそらだけなんですけどね。
ミライアカリのほうは、実は元々エイレーンの動画を時々観ていたので、その流れで観ているところが大きいです。
エイレーンがミライアカリのプロジェクトを発表したとき、「自分のアニメを作りたい」というエイレーンの夢を聞いて、そんな大層なもんじゃないけど似たような夢を持ってる人間として感動し、いわゆるYoutuberのチャンネルに登録したのはこれが初めてでした。それ以降色々なバーチャルYoutuberが出てきましたが、ちゃんと追っかけ始めたのはここ最近です。
ただ、あまりに増えすぎてて気になるのを全部追っかけ始めると収拾つかなくなりそうなので、今は冒頭に挙げた2人だけです。百合厨としては本当は🍁🐰とかも気になっているので、わかりやすく布教してくださる方誰かお願いします……
と、だいぶ話が逸れましたね。今回の記事のメインはときのそらなんです。というわけで僕の身に起きたことを順を追って書いていこうと思います。
ときのそら(というか、Aそら)にハマる
ここはときのそら/Aそらの紹介に見せかけたスーパー布教タイムです
youtu.be これはつい先日公開されたときのそらの自己紹介動画。
百合好きでVTuber界隈を追っている人は、聞いたことくらいはあるんじゃないでしょうか。
ときのそらには編集担当の友人Aというパートナーがいて、
この2人めちゃくちゃ仲がいいんです。
そらちゃんの生放送以外の何かゲームとか診断アプリとかやる系の動画だとかなりの頻度で「えーちゃん」の話が出ます。
どの動画か忘れましたが、「えーちゃんとイチャイチャはいつもしてる」という発言もありました。ヤバイ。
とりあえずこの動画を観てください。
動画の後半そらちゃんの右手がずっと画面外に出てるんですが、これ、実は、怖がってる友人Aが手をずっと握っているんですね……
もうなんていうか……尊い……
アキネイターで友人Aが出なかったときには「私が一番えーちゃんのことわかってるのに~!」なんて発言が出る始末。
(リンク先、友人Aを出そうとするところから始まるようにしてます)
ってかこの動画見返してみたら「主人公に惚れている?」という質問が出て「どう?」なんて目配せするシーンがあったり、さり気なく「わたしのえーちゃん」とか言ってたりして全俺が死んだ……
ちなみに、ここまで書いてきた感じだと伝わりにくいんですが、実はそもそも友人Aがときのそらを大好きすぎるんですよ。
生放送のまとめ動画(当然友人Aの編集によるものです)なんかに時々「はぁ……かわいい……」とかAちゃんの限界オタクな感想入ってますし。
サイコパス診断をやったときには友人Aはヤンデレ系であるとの結果が出たりするし。薄い本が厚くなるな!!!!
とまあ、長くなりそうですしAそらがヤバいのは大体伝わったと思うので、Aそらの話はこのへんにしまして……
事件はニュース番組で起こった
NHKにて放送されている「おはよう日本」という番組があり、その中の1コーナー「おはBiz」にてバーチャルYoutuberの特集が組まれたのですが、
そこにときのそらもちょっとだけ出てくるという情報を聞きつけ、早速見てみたわけです。
そこに(僕にとっては)衝撃の事実が書かれていました。
バーチャルユーチューバーはどう作られているのか、東京都内のベンチャー企業「カバー」が、“舞台裏”の取材に応じました。この企業は、「ときのそら」というキャラクターを手がけています。
この企業は、「ときのそら」というキャラクターを手がけています
えっ……?
ちょっと何言ってるかわかんない……
企業がお金を稼ぐために生み出したキャラクターだったってこと……?
ちょっと検索してみよう……
VTuberオーディション - ホロライブ(hololive) - バーチャルYouTuber配信サービス
( ゚д゚)
そもそもどうして頑なに個人制作だと思いこんでいたんだろう
いや、ぶっちゃけ、のじゃおじとか、輝夜月とか、個人制作のVTuberって結構いるじゃないですか。
実際上記のおはBizの記事でも「30万あれば環境は整えられる」って言われてます。年末のボーナスくらいの金額でホイホイやれちゃうんですよ。(3Dモデル製作とかはまた別問題として)
だから、JKでも別にやれないことはないと思っていた、ということもありますし、
何より、ときのそらの天然っぷりや、動画編集者である「友人」Aとの距離感、
そういうところを見ていて、いわゆる「偶像」みたいな感じが全然しなかったんです。
本当にJK2人で二人三脚でやってる感があって、そこがすごく好きなんですよ。
じゃあ、ファンをやめるか?
と言われれば、そんなことはありません。
例えば、JKというプロフィールが嘘だったとしても、ときのそらの性格について企業が仕組んだものだったとしても、
友人Aとの関係性さえ、「百合営業」だったとしても。
そんなの、制作側がどう企んでいようが、
僕が受け取って僕が感じている(友人Aとの絡みを含めた)ときのそらという存在は、 別に何も変わらないなと、落ち着いてから思い直しました。
というより、そらちゃんとえーちゃんの会話を聞いてる限り、この2人の関係性がまるきり嘘とは全く思えない。(盲目な百合豚)
これって、多分アイドル百合とか声優百合とかの界隈でも同じなのではないでしょうか。
というわけで
これからもときのそらを追っかけるぞ!!!!
ちなみに
この記事を8割方書いてから「4/19春のそら祭り」のアーカイブを観たんですが、
Aそらの仲良しっぷりに無事死亡しました。
やっぱりAそらすき……(語彙力皆無オタク)
最後に
二日後5/15はそらちゃんの誕生日です!5/17に生放送あるのでみんなでお祝いしにいこうね!!!
あと、どうでもいいことなんですが.
そらちゃんってその溢れる母性からよく「ママ」なんて呼ばれていて、そらとも(ファンのこと)がよく幼児退行したりしていますが、そのこととこの記事の公開日が母の日になったことは特に関係ありません。GW頃からちょいちょい書いていたらたまたま完成がこの日になっちゃっただけなんです。ホントだよ!
おわり
ガルパ日記①
百合厨で音ゲーマーのているです。
今回は特にこれといったテーマもなく日記みたいな雰囲気です。
先日(といっても一ヶ月くらい前ですが)、バンドリ!ガールズバンドパーティを始めました。
最近TLで某ガールズバンドゲームの話を見ない日がないし、やったほうがいいのではないかという気がしてきた
— ここなつている (@tailtaling) 2018年3月21日
とか言ったが最後、オタクたちに包囲されて気づけばiPadにガルパをインストールしていた……。
ただ、一日一回ライブブーストを消化する程度にしかプレイしていないので、未だにランクは30台で、バンドランクも平均10いっておらず、なかなか時間が取れなくてバンストも一切見ていないという有様……
というわけで今の所、非常にわかりやすいかすありと、設定だけで僕の性癖にヒットするMSKKくらいしか百合的に良いとなるものに出会えていません。
ただ、Afterglowのバンドサウンドは好きだし、ハローハッピーワールドのキャラの濃さも好きで、あとは宇田川巴とか瀬田薫とかの顔の良さに溜息をつき、青葉モカの間延びボイスや奥沢美咲の苦労人ボイス(?)に癒やされてるので、キャラゲーとしてはかなり魅力的なんです。
宝石の国のフォスフォフィライトから結構好きだったけど黒沢ともよさんのファンになりつつある。というか今ちょっと調べたらアイカツ!のおとめ役って出てきたんだけどマジですか?声帯が複数本あるの?
でも「とにかくストーリー解放するために頑張るぞ!」みたいなモチベーションが全然出ない。なんでだろう。
その原因は音ゲー部分の厳しさにある気がしています。
ガルパの音ゲー部分の話なんですが、全然できないような難易度の譜面でも特攻していって結局できなくて「なにこれwwwむずいwwwwwうふふwwwwたのしいwwwwww」ってやる特殊性癖を持っている人種なので、EXPERTで途中落ちさせられるのが思った以上に苦痛
— ここなつている (@tailtaling) 2018年3月21日
ガルパのハピシンExpertで落ちて「俺はダンエボのハピシンMASTERフルコンしてるんだぞ」って言ってる。
— ここなつている (@tailtaling) 2018年4月8日
こんな感じで、「常にライフ制を強要される」のが辛い。GITADORAやDanceDanceRevolutionもそういうゲームですが、あれは元から音ゲーとしての難しさの次元が違うので、僕は諦めてるフシがあります。でもガルパはそれなりに簡単そうに見える上にEXPERTが初めから遊べてしまうので上のツイートのようなことになってしまう。アイカツ!フォトonステージのように下位譜面やらないと上位譜面が遊べないというのもそれはそれで嫌な仕様ですけど……
そもそも、僕のプレイスタイルというか音ゲーに求めるものは「クリアするのが楽しい」であって、難しい譜面の難しさに圧倒されながら、何度も挑戦してやっとクリアできた、という瞬間が一番好きなんです。それ故にクリアが他のゲームに比べて簡単なのでスコアアタックが楽しみ方の基本になっているjubeatやREFLEC BEATはあんまり好きではなかったりします。
ちなみに夢中でやったDanceEvolutionArcadeはjubeatなんかより全然クリア楽勝ゲーですけど、あれはスコアアタックの方法がものすごく特殊でその新感覚が面白かった(詳しくは語りませんが、振り付けを真似して踊るゲームのはずなのにスコアを出すためには振り付けを無視しないといけないんです。ダンエボでまともに踊っていない人を見かけたら初心者かえげつないスコアラーかのどちらかです)し、単にダンスのパフォーマンスを磨くという楽しさもあったので特別枠。
もうこの時点でガルパのゲームデザインと相性が悪いんですが、スコアタゲーにしてはなんか判定が狭い気がする上に、ロングノーツの終端を離さなければならない弐寺仕様、ボルテのつまみを彷彿とさせるコンボカッターなうねるロングノーツ、「GOOD」の判定でコンボが切れるDIVA仕様など、どうにも他のゲームの厳しい部分ばかり持ってきているような気がしてならない……
でも、先述したとおり、キャラゲーとしては魅力的なんです……本当に……
キャラゲーに弱い僕はこうしてキャラの魅力と音ゲーの難しさの狭間で揺れながら、地道にプレイを続けることでしょう……
また何か進展があったら日記書きます。早くバンストとメモリアルストーリー読んで女と女の関係を浴びたい。。。
おわり
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ビジュアルブックちょっとほしい。
UndertaleのGルートをプレイしたくない僕とDQ10でモンスターを無限に狩る僕 ~ゲームデザインで戦闘の意味はここまで変わる~
どうも、RPG大好きているです。
最近ちょっと色々忙しくてブログの更新が滞っていましたが、また色々書いていこうと思います。
といってもまあこのブログは僕がしたい話を書きたいときに書くものですので。そんなに定期的に書けるもんでもないような気もしますね。
さて、今回はゲームの話です。
前提知識
今回の記事は少なくとも「Undertale」についての知識がないとわからないと思うので、
ちょっとばかし説明をします。
Undertaleをプレイしたことがあり、3種類のEDを観た人はここは読み飛ばしてもらって構いません。
Undertaleのおおまかなあらすじとしては、モンスターだけが暮らす「地下世界」に落ちてきてしまったニンゲンが、
地上に帰るための方法を探しながら地下世界を旅する、というものです。
で、システム上の重要なポイントとして、Undertaleの戦闘においては、「物理攻撃をして倒す」以外にも「モンスターと対話して見逃す」という勝利の方法があります。
これがUndertaleが「誰も死ななくていいRPG」と呼ばれている所以ですね。
そして、「一度もモンスターを殺さなかった場合」と「ひたすらモンスターを殺し続けた場合」でシナリオの展開やエンディングが大きく変わります。
前者はTrue Pacifistルート(TPルート、Pルート)、後者はGenocideルート(Gルート)と呼ばれています。
まあ、それぞれがどんな展開になるのかは、なんとなく想像つくのではないかと思います。
Undertaleをプレイしてみて
さて僕のプレイの話になるんですが、Normalルートを見た後、まずはTPルートをプレイしたんですね。
まあ想像通りというか、大変心温まる感動のストーリーとなり、主人公はモンスターたちと結んだ絆の力でラスボスと対峙することとなります。(ネタバレを避けるためめっちゃ雑把な説明ですが)
余談なんですが、TPルートでは女性モンスター同士のカップルが誕生します。
いいですか、女性同士のカップルが誕生するんです。大事なことなので2回言いました。
人外要素が強めなので、苦手な方もいるかもしれませんが、僕はアンダイン×アルフィーに大変萌えさせていただきました。Undertaleに百合を期待してたわけではなかったので、ホントに思わぬ収穫だった。
※リンク先若干ネタバレが含まれるので注意
TPルート終わった後これとか観ると幸せになれるかも。
とまあ余談はこれくらいにして、TPルートが終わった後、「さてそういえばエンディングはもう一つ残っているんだけど」となるわけです。ゲーマーの性です。
ですが前述の通り、最後に残ったルートはモンスターを虐殺しまくるというもの。
殺さなければならないモンスターの中には、当然アンダインもいますし、憎めないキャラで人気のパピルスなど、TPルートでは主人公と和解して友達になったキャラクターばかりです。
ここで、僕は今までにないくらい悩みました。
正直、感情移入しすぎて、モンスターたちを殺すということにものすごい抵抗が生まれてしまったのです。
僕の大好きな「サモンナイト」シリーズにはおおよその作品にカルマルートというバッドなルートが存在しているんですが、サモンナイトでさえ、ここまで悩むことはありませんでした。
だってあっちは主人公が「主人公らしからぬ選択を続ける」とか「仲間を魔法の巻き込みで戦闘不能にしてしまう」というのが分岐条件で、
巻き込みで戦闘不能になった仲間だってバトル終了後にはピンピンしているんです。
ただ単に「こういう選択をした場合、彼らに待っている結末とはこう」という並行世界を見ている感じだったんですよね。
でも、Undertaleでは、TPルートでそれぞれの雑魚モンスターにさえ家族がいて、主人公と友達になってくれて……というのを見た上で、
彼らを本当の意味で「殺さなければ」ならない。
殺したモンスターは塵と化し、二度と生き返ることはありません。
想像しただけでかなり心が痛みました。
極めつけは、TPルートをクリアした後ゲームを再び起動すると出てくるあるキャラクターの、
「みんな幸せになった。でも、この世界を壊すことができる唯一の存在がいる」
「それはあなただ」 ※セーブデータを初期化してしまうことができるプレイヤーのことを指しています
「お願いだ。彼らをそっとしておいてあげて」
という言葉……こういうメタな演出というのがUndertaleの面白さの一つでもあるんですが、さすがに一旦ゲームを閉じるしかありませんでした。
ではGルートはプレイしなかったのか?
結論から言うと、Gルートもプレイしました。ゲーマーの性には勝てませんでした。
散々悩んで、同じくUndertaleをプレイした友人にこの話をしたところ、
「でもお前DQ10では無慈悲にモンスター狩りまくってんじゃねーか」
と言われたのです。
そのとおりでした。大抵のゲームでは「モンスターを倒しまくってレベル上げをする」「レアドロップ品目当てで特定のモンスターを狩りまくる」といったプレイが一つのプレイスタイルとして存在します。
レベルを1つ上げるために膨大な経験値が必要で、経験値効率のいいモンスターを短時間でできるだけ狩ったり、おなじみメタルスライムがたくさん出現する迷宮にこもったりしました(DQ9の「まさゆきの地図」にこもった覚えがある人もいるでしょう)。
そして、他のプレイヤーが作った強くて良い追加効果がついた装備を買うためには途方もないお金が必要で、それを稼ぐために日々「討伐隊の依頼」でモンスターを狩り、高く売れるレアドロップ品を狙ってやっぱりモンスターを狩ったりします。
そういった自分の行いを思い出し、「そうか……そうか……?」と若干納得できないながらもゲーマー根性に突き動かされるままに平和な世界を初期化し、大量虐殺の道に進むこととなります。
やり始めてから、数々の演出に感心しつつも、やっぱり心の痛みと、どうしてこんなことをしてしまったのかという後悔に苛まれることになりましたが……
なぜこんな違いが生まれるのか?
DQ世界でだって、モンスターと心を通わせる「魔物使い」という職業が存在しますし、モンスター側のバックボーンが描かれることだってあります。モンスター図鑑見ると豆知識として普段の様子が描かれていたりします。
でもそれは、戦闘中や、街の中にいる人々との会話の中では一切プレイヤーの目に映ることはありません。
対してUndertaleでは、冒険する世界がそもそも「モンスターたちの世界」であり、ニンゲンたる主人公こそが異分子なのです。
当然、街の住人はみんなモンスターですし、しかも雑魚を含めたすべてのモンスターが戦闘中に喋ります。
戦闘中の台詞では主人公に対して友好的な雰囲気で話しかけてくるモンスターも多いです。
つまるところ、僕たちはRPGをプレイする中で、「魔物/敵対勢力 は 人間/主人公陣営 に対して害をなすもの」「対話することは叶わない」「だから殺さなければならない」
という大義名分とか前提に感覚を麻痺させられてきたのだと思います。
さらに狡猾なことに、それらの感覚を取り戻さないよう、感情を揺さぶる部分は「隠されている」のです。
だからUndertaleの世界観設定はとても新鮮だったし、「モンスターを殺す/殺さない」というアクションに大きな重みがついたのです。
まあ、言ってることは至極当然のことですね……
思ったこと
これまで、自分ではロールプレイングゲームといっても、そこまで「役割を演じている」という感覚はないよなあなんて思いながらプレイしていたつもりだったのですが、
実はばっちり世界観にハマっていた、いやハメられていたんだなあ、と痛感しました。
前にプレイして感想記事を書いた王道勇者とサブカル勇者でも似たようなことを感じましたし。
あ、念の為ですが、「ゲーム脳は暴力性を助長する!」みたいな論調に迎合する気は毛頭ないです。モンスター殺すのに感覚を麻痺させられてるって話と現実世界と仮想世界の区別がつかないって話はまったく別問題なので。
長々と書いてきたわりになんかうまくまとまらない感じになってしまいましたが、この記事が何かしら創作の種になったりものの見方を変えるきっかけになったりしたら面白いなあ、とか思います。
ところでGルートはクリアしたんですか?
S●nsが強すぎて倒せません!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
おわり
桜が咲いたから桜Trickを読もう ~桜Trickはただの「お色気百合コメディ」ではないという話~
ているです。
3月に入り、だんだん暖かい日も増えてきました。
今年は例年より早く桜が開花したというニュースもありました。すっかり桜の季節ですね。
桜といえば。そう、桜Trick。(強引)
原作が去年ついに完結しました。
もう半年ほど前の話になるんですかね。
黎明期は百合クラたちがTwitterで「桜Trick」と一言だけつぶやくという怪奇現象などもあって、
多分、ちょっとした百合ファンくらいでも知らない人はいないのではないでしょうか。
それでも今更桜Trickの話をし始めたのは、単純に僕が語りたいからです。
というのも、前々から思っていたことがあるのです。
「桜Trickって、アニメだけ見て満足しちゃった人とか、原作途中で読むのやめちゃった人とかいるんじゃないのか?」
「それって、ものすごくもったいないぞ!!!!!」
というわけで、本記事は、主に桜Trick未読または未読破の方、アニメしか観てない方に主に見ていただきたい内容となっています。
普通に全巻読んでる百合厨さんもよかったら見ていってね。
そもそもどうしてそんなことを思ったのか
主に、以下の点が引っかかったからです。
- アニメ版でなぜかやたら強調された春香やコトネの胸
- 「百合大学」大喜利での扱い
その1. アニメ版でやたらと揺れる胸
アニメ版を観た方なら覚えがあることでしょう。
OP映像のダンスでやたらと揺れる春香たち。
会話の途中で特に意味もなく挿入される胸揺れシーン。(いや、もしかしたらキスシーンのエロティシズムをより高めるためのエフェクトの一つと捉えられなくも……厳しいか?)
もちろん、こういったサービスシーンというのは深夜アニメでは無いほうが稀です。
普通に桜Trickファンでもこういうサービスも含めて好きという人もいるでしょう。その嗜好まで否定するつもりはありません。
ただそれにしたって、きらら系列の作品としてはちょっと異常なくらい揺らしていたように感じます(バリバリ主観で申し訳ないですが……)
まあ、きららの他の日常系作品だとそもそも巨乳キャラが少ないというのも原因の一つかもしれませんけど。
そして僕は思ったのです。
「……桜Trickにここまでお色気要素を際立たせる必要があるか?」
一応繰り返しますが、別にサービスシーン含めて好きな人をどうこう言いたいわけではないんです。
ただそれよりも、もっと別の魅力にも溢れた作品なのに、そっちがクローズアップされちゃうと、他の魅力・印象が薄れてしまうのでは……と(勝手ながら)危惧したわけです。
もっと言えば、僕みたいに「露骨な男性向け描写があるとそれだけでマイナスの印象を持ってしまう」ような人種が遠ざかってしまう可能性を危惧していたのです。
もしも上記のような理由でアニメだけ観て「なんじゃこりゃ」と原作に触れなかった百合好きさんがいたら、
今すぐに全巻買ってぶっ通しで読んでください。
損はしないはずです。
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なお、僕はアニメ版桜Trickも嫌いではないです。キスシーンの濃厚さと甘酸っぱさのクオリティは非常に高く、それだけでも十分価値があったと思っています。
その2. 「百合大学」大喜利での扱い
こちらはあまり覚えてらっしゃらない方、そもそも知らない方もいるかもしれません。
なのでTogetterかなんかにまとめられてないかな~と思って探したのですが、ソースを見つけることができませんでした……
というわけで、もしかしたら僕の被害妄想が生み出した偽の記憶かもしれないので、ここはまあ話半分で読んでください。
「もしも百合について学ぶ大学があったら」というテーマにのっとって行われたTwitterでの大喜利の中で、こんなツイートをしている人を見かけました。
(※もちろん記憶だけなので正確に全文を表現できているわけではありません)
「君のレポートを読ませてもらったけど、君はー……桜Trickが好きなのかな?でもね、この世の百合作品は桜Trickだけではないよ。もしかしたら君はうち(百合大学)向いてないかもしれないねえ」
「えっ、桜Trickも好きですけど、ゆ、ゆるゆりとかも好きです!」
「うーん……やっぱり君は私立桜Trick大学のほうが向いてたかもしれないねえ」
当時(百合姫がまだ少女漫画系統を中心に載せていた頃)、一部の界隈において、確固たる恋愛感情が伴わないゆるめの百合というのはやや軽視される傾向にあったように思います。
実は僕も概ねその風潮に乗っていました。桜Trickの推しCPも「コトしずしかありえない」と思っていた、と言えばわかるでしょうか?
今思うと、頭の固いヤツだったなあと、少し恥ずかしくなります。ちなみに今は本編でキスすらしてないかえゆずが最推しだったりします。
さて余談は置いといて、その前提に立った大喜利ツイートが先のものなわけですが、
見事に桜Trickが「軽視される対象」になっていることがわかると思います。
要するに、あの頃、桜Trickは「軽いノリできらきらしてる百合漫画」と認識されていた、と思うのです。
そんなことはないからみんな桜Trickを読んでくれ
序盤はキスをする特別な関係、そしてそれを隠すために色々と起こるコメディ、
そんな雰囲気が先行していたように思います。
ですが、桜Trickの真骨頂は3巻以降、優の姉で前生徒会長の美月から告白された春香が、「『好き』とはなにか」「優ちゃんとの関係はなんなのか」と、今まで曖昧にしてきた部分を考え始めるところから始まります。
確かに春香は優のことが「好き」で、優も春香のことが「好き」。
だけど、春香は自分の「好き」は美月先輩の言っていた「好き」はどこか違う気がしていて。
そんな中で、さらに春香は新生徒会長の澄から、「自分と特別な関係になってほしい」と言われたりします。
そして終盤では後輩からも春香と優の関係についてツッコミを入れられたり……
優はずっと春香の「特別な関係だけど、恋人ではない」という態度にやきもきしたり……
コトネとしずくは将来2人で暮らすために試練を乗り越えたり……
抑えられなくなった楓の想いに対して、ゆずの答えは……
同級生、先輩・後輩たち、生徒会の面々との交流の中で、
春香と優、コトネとしずく、楓とゆず……
それぞれがそれぞれの関係を、少しずつ前進させていく。
桜Trickは、そんな高校生たちの青春と成長の物語なのです。
長い長い8巻ぶんを総括すると当たり障りのないこんな表現に落ち着いてしまいましたが、結末は、まさに百合ものとして最高に素晴らしいものとなります。
この記事を書くために8巻までかいつまんで読み直しましたが、最終巻で視界が滲んでしまって……ああ、桜Trickは最高だぞ!!!!!!!!
要するに
桜Trickを読んでください。
これはただのお色気百合コメディ漫画ではありません。
少女たちの、想いと、苦悩と、青春が、これでもかと詰まっている、最高の感動長編百合漫画です。
というわけで、もう一回リンク貼っときますからね!!
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最後に
人間だったら、勇者も魔王も、生きて堕ちる ~百合フリゲ楽しいよねって話~
百合厨でRPGが大好きなているです。
まず、タイトルこんなですけど、僕は坂口安吾氏の「堕落論」を読んだわけではないことを記しておきます。
この記事は、あるゲームをプレイした感想記事です。
みなさんは、時々、何か楽しいことがしたいのに、なんにもやる気が起きない、なんてことありませんか?
勉強ややらなきゃいけない作業が手につかず、なんとなくつまらないけれど、積んでる漫画やアニメやゲームをやる気もなぜか起きない。そんなことが僕はたまにあります。
そしてそんなとき僕は、30分~数時間くらいでプレイできるフリーゲームを漁ってプレイしてます。
新しい刺激に触れるのが楽しいのと、すぐに終わるので充足感が得やすいんですよね。
まあ探すにしても大抵百合ゲーを探すんですが、昨日そんな僕の目に止まったフリゲがありました。
それが「王道勇者とサブカル勇者」です。
勇者がテーマのRPG、そしてサムネを見る限りどちらも女性(超重要ポイント)。
これは絶対面白いに違いない。きっと百合的にも美味しい。
俄然やる気が出てきたので他にやろうかな~と思って落としてたゲーム全無視してプレイを始めました。
結論から言うと、百合ゲーとかどうとか関係なくめっちゃ面白く、かつ勉強になるゲームでした。
どのくらい面白いかって、徹夜で2つあるED回収してそのまま今この記事を書いてるくらい、です。
このゲーム、メインテーマが冒頭でも書いた「堕落論」の思想(?)になってるんですよね。(他にもちょこちょこヘーゲルの「法の哲学」とか出てきてますが)
ゲーム開始後いきなり堕落論の引用から始まりますし。
ただ、そこまで深く哲学的な内容を語るわけではないです。
僕がやったことあるゲームで他に哲学を題材にしているのって「素晴らしき日々」(ちなみにこれはフリゲではなく商業エロゲです)くらいしか思い当たらないんですが、少なくともアレよりずっとわかりやすい話になってます。
ぶっちゃけ、哲学に興味がなくても十分ストーリーにのめり込めると思います。
悔しいかな、このゲームの哲学部分や百合要素を語ろうとするとネタバレせざるを得ないので、ほとんど詳しいことは言えないんですが、
大まかにこのゲームの魅力を紹介すると
- RPG的な「勇者」という概念に対する考察
- 王道勇者のアサヒちゃんとサブカル勇者のユウちゃんの関係性(ED分岐で大きく変わるので、単純に「絆」とかでは言い表せないのがミソ)
- 正しさとは何か?を考えさせられる深みのあるストーリー
- フリゲ特有の非常に細かく仕込まれたネタ
- フリゲ特有のゆるくてテンポの良いギャグ
といったところでしょうか。
メインダンジョン数は3、街の数も4で、マップ数もそこまで多くなくサクッとプレイできる割に、内容が濃いです。
しかも各種演出もなかなか凝っており、作者のこだわりやセンスが感じられます。
あとは、これ言うとネタバレにかすってしまうんですが、個人的にちょっと思ったのが「Undertale」っぽいな、というところですかね。フラグ関係と、あと魔王城の休憩ポイントの演出とかが。
まあとりあえず色々ひっくるめて感想をぶちまけるなら
アサヒちゃんとユウちゃんは自らが手に入れた平和な世界で、時に迷いながらもずっと支え合って暮らしてほしい!!!
に尽きますかね……(百合豚)
でも、やっぱり前提知識はあったほうがより楽しめると思うので、これからやろうという人は先に「堕落論」を読んでおくといいかもしれません。
僕も今度読んでみようかなと思ってます(思ってるだけで読まないいつものパターンな気もする)
堕落論 アニメカバー版 「文豪ストレイドッグス」×角川文庫コラボアニメカバー
- 作者: 坂口安吾
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2016/10/25
- メディア: Kindle版
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堕落論でAmazon検索したらいっぱい出てきてどれ置いたらいいかわからなかったので、せっかくだし(?)とっつきやすそうなアニメカバー版にしてみました。
一応文庫版も。こういう本って最後に載ってる書評が良し悪しを分けるもんだと思うんですが、あいにく文学やら新書やらは普段読まなくてそういう事情に疎いため、適当に選んだ一冊です。すみません。
あとは、このゲームの作者さんの前作からのゲストキャラもちょこっと出てくるので、そちらもプレイするとかですかね。
ともかく、RPG好きで、ちょっと凝ったストーリーが好き、という方には是非プレイしてみてもらいたい作品でした。
いやあ、こんないい作品に巡り合うことがあるから百合フリゲ漁りはやっぱりやめられないですね。(別に百合に限った話ではないですが)
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
余談ですが、僕はエンディングBの条件が微妙にわからず、Bルート見るために頭から2週する羽目になったので、こっそり薄字でヒントを書いておきます。
(一応作者さんが自身の
Twitter[ まや@新作フリゲ公開しました (@maya_Cyrano_d_b) | Twitter ]で呟かれているのですが、もう少し具体的に)
- 王道イベントはおそらく「発生させる必要がある」?(スルーするのではなく、選択肢を出す必要がある?)
- エンディングAを見たことがあれば、(希望の街に行く前でも)ムーンギアのとある施設でイベントが発生する。これを消化する必要がある(※必然的に、エンディングBは2週目でしか見れない)
- もう一つある条件は、エンディングAを見た人なら、僕が「Undertaleっぽい」と言ったことで察せられるかと
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
せっかくなので、僕がやったことあるもので名作だと思った百合フリゲを紹介しておきます。
彼女と彼女と私の七日
http://yuri.saiin.net/top.html
まあ、百合好きでこれ知らない人はモグリって言っていいレベルでしょうが……
「払い込めない詐欺」と言われているくらい、めちゃくちゃクオリティの高い百合ADVです。
ざくざくアクターズ
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se508809.html (DL)
http://hamusuta.blog-rpg.com/ (作者ブログ)
フリゲ好きなら知らない人はいないのでは。フリーゲームとしてはボリュームが異常に充実しているので、やるならがっつりゲームできる時間を取ることをおすすめします。
メインシナリオクリアするだけでも普通に60~100時間くらいかかります。
でも超名作だし百合ゲーとしてもとても良いので、未プレイの方は是非に……
王女様と薔薇の騎士
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/game/se480434.html
こちらはとりあえず数時間で遊べると思います。直接的な描写はないですがベッドシーンなんかもあったりします、というか夜這いもシステムの一つみたいになってます。
キャラ別EDや隠しEDを全部回収しようと思うと20時間くらいかかった記憶がありますが、どのキャラ・EDも魅力的なので是非コンプしてほしいところ。
吸血少女
https://www.vector.co.jp/soft/win95/game/se439071.html
「王女様と薔薇の騎士」と同じ作者さんのゲームです。これはワンプレイ30分くらいなので、気軽に遊べると思います(ただしEDが結構たくさんあります)。吸血鬼とターゲットにされた少女たちの物語。
恐怖!ムルムル遺伝症 廻
https://www.freem.ne.jp/win/game/12371
タイトルの間の抜けた感じやキャラクターの可愛さとは裏腹に、かなりハードなシナリオが展開されるRPGです。難易度も割りと高め。
仲間になるヒロイン3人には好感度システムがあり、ベッドで交流(意味深)を深めることもできます。意味深っていうか、MAXまで行くと実際にヤっty......
サブクエストにも百合要素が散りばめられていて芸が細かいです。
こちらは中~長編くらいのボリュームがあり、プレイ時間は数十時間は見込んだほうがよいでしょう。個人的にサルコマンドの狂気具合にシビれました。
[2018/03/22 追記]
Girls Carnival!
Girls Carnival!2
Girls Carnival!:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
Girls Carnival! 2:無料ゲーム配信中! [ふりーむ!]
これを忘れてました。ゲームバランス的にかなり完成度が高いフリゲで、かつボリュームもそこそこあります。仲間モンスター(しかも仲間になった途端美少女化する)システムによりPT構成の幅が広がることも個人的に好きな要素。
紹介文ではギャグ的なゆるめの百合要素なんて言ってますが、無印のほうはゲーム最終盤・エンディングで充分に萌えられる百合が待っています。種類も幅広く、なんと、幼馴染百合、姉妹百合、年の差百合となんでもござれ。
比較すると2のほうは少し百合要素は抑えめになった印象でした。とはいえ登場人物がみんなレズビアンか、だんだんビアンに染まっていくノンケしかいないゲームというのはやはりそれだけで楽しいですね。楽しいですよね!?
とまあ、元々何の紹介記事だったかわからなくなってきたところで、今回はそろそろこの辺で。
「王道勇者とサブカル勇者」、是非プレイしてみてください。
おわり
DQ11の百合要素を拝み倒す ~『二刀の心得』~
ドラクエ信者で百合厨のているです。
前回、DQ11の4コママンガ劇場が出ないことを嘆いた記事を書きましたが、
今回もDQ11ネタです。
というのも、
DQ11ってこれまでの作品と比べて妙に百合分が多くないですか????
なかったわけではありません。DQ4で女主人公にすればシンシアとの関係は百合ですし、そういう意味ではDQ9やDQ10にDQB、果てはDQ3でも百合分を摂取することは可能になります。
余談ですが、最近3DS版のDQ3を女勇者と女賢者で二人旅プレイとかやったときに、「地球のへそ」から勇者が帰ってきたのを迎える賢者の台詞があまりに「大切なひとを心配する女」の台詞で大変興奮しました。
さらに余談を並べると僕はDQ10をエル子でプレイしているのですがヒストリカやアンルシアとのストーリーが百合すぎます。このへんは主人公の性別選択性ゲームの特権ですよね 😏
今年のバレンタインイベでついにヒストリカがクイーンに輝いたので「ヒトを超えしズッ友」のエル子も大満足です。
ちなみにDQBでは♀主×ピリカ推しです。
......と、余談が長くなりすぎました。何が言いたかったかというと、
これまでDQではこういった類の「元々男性用に用意されているのではないかという台詞が女主人公になった途端猛威を振るう」みたいなパターンや、
「作ったキャラ同士での絡みを自分で勝手に妄想する」みたいな百合がほとんどだったわけです。
他はどうだろう、アイラとリーザ姫、マーニャミネア姉妹、マキナとマウリヤあたりは百合感ありますね。
「いやいやこんな百合あったよ!」という人、大歓迎致しますので是非とも教えてください。
DQ7やDQ4の移民の町あたりだとなんかあったような気がしないでもないです。
さて本題ですが!対してDQ11は!なんと!
僕が「これ百合じゃん!!!」と思ったものだけで5組ほどのカップルが存在します!!
というわけで、早速紹介していきますよ。DQ11やった人なら印象に残っているであろうカップルばかりのはず。逆にやってない人がこれを見て興味を持ってくれたら嬉しいです。
ただし、記事の性質上結構なネタバレ要素が含まれますので、その点はご注意願います。特に、セーニャとベロニカについては語る上でどうしても重大なネタバレに関わってしまうため、一応それは記事の一番最後に置いています。
メダル女学園
もう「女学園」っていうだけでわりとやばい。
世の非実在女学園と同様に、DQの世界でも女性同士の絆が強く結びついている姿が見られます。
校内にガチのカップルがいる
まず、「ドラゴンクエスト」でこんなことが起きているなんて想像できましたか???
昼間は廊下で、夜は自室で愛の言葉を囁きあう女性同士のカップルがいるんですよ。
内容は結構ステレオタイプというか、やや前時代的なものなのですが、マニッシュな女性がイケメン口調でフェミニンな女性に愛を囁いており、フェムのほうは完全にボイに依存しきっているという関係性が見られます。
具体的な会話内容については……ごめんなさい、さすがに覚えていません。ここはただのNPCの会話のため、DQ11のイベント振り返り機能では見返せないんですよね……
現在、3DS版で再プレイしているところではあるので、もし覚えていたらまた記録して追記しようかと思います。
まあみんながプレイしてくれるのが一番早いんですけどね!
先生の"ご褒美"を期待するヤンキー
クエストNo20「アタイのケジメ」の依頼人ハンナは、世話になっているミチヨ先生の教鞭をうっかり壊してしまったとのこと。
教鞭を壊すって一体どういった状況なのかわかりませんが、とにかく代わりのムチを持ってきてほしいと頼まれます。
自分の失態がバレたら"お仕置き"されてしまうのではないか……と語るハンナですが、どこかそれを期待しているような節も見受けられるような……(邪推)
で、問題はここからです。
ハンナから頼まれたブツというのが、「女王のムチ」なのです。
もうアイテム名だけで色々察しますよね。お仕置きなんていうワードから妄想が膨らみますよね。
そんな妄想でニヤけながら、不思議な鍛冶で女王のムチ+1を作って持っていくと、
「旅人のアニさん ありがとうね! これなら きっちりケジメをつけられるし ミチヨ先生も 大よろこびするよ!」
「もしかしたら お仕置きじゃなくって ごほうびをもらえるかも しれないねえ! うっふっふ 期待が高まるよ!」
女王のムチでご褒美。もう完全に言い逃れできません。ツッパったフリしてなんて淫乱なレズビアンなんだ。
親友が残してくれたもの
メダル女学園の教頭であるグレース先生。この人からもクエストを受けられるのですが、
こちらはユーミンこと松任谷由実の「卒業写真」が聞こえてきそうな、昔の親友に思いを馳せるという内容になっています。
しかしながら、ここPS4版でスクショを取っておらず、詳しい内容を書けないのです……
例によって3DS版でメダ女にたどり着いたら追記するかもしれません。
例によってみなさんがプレイするのが一番早いです!!
ビビアンとサイデリア
※先に言っておきますが、この2人に関しては僕の妄想の比重が大きいです。
グロッタの町の仮面舞踏会で戦うことになる、「グロッタが誇るお色気美人コンビ」です。
DQ4をプレイした人ならビビアンがDQ4第二章の武術大会の同キャラのオマージュであることはわかると思います。
ちなみに、サイデリアはDQ3の女戦士に近い見た目をしていますが、ビビアンと同じく、武術大会に登場した「サイモン」のオマージュであることが公式で明かされたのだとか。
さて、明らかに男性に媚び媚びな二人ですが、長いことコンビとして活躍しているらしいことや、ビビアンがわりと男性関係についても遊び人みたいな雰囲気なのに対して
サイデリアのほうはそういったことにはあまり興味がなさそうに見受けられます。
ビビアンを「相方」と呼び、とある事件で魔物に操られてしまっていた彼女を本気で心配する様子……
百合なんだよな……
さて、まだ続きます。もうちょっとだけ妄想にお付き合いください。
「討伐モンスターリスト」でサイデリアのまめちしきを見ると、「ストイックな武闘派」であると紹介されています。
実際、普段の言動を見ていても誇り高き戦士であることが感じられますし、あんまり「お色気キャラ」って感じがしないんですよね。
なのに、実はいわゆる「お色気攻撃」をしてくるのはサイデリアだけなのです。
ビビアンはひたすら呪文で攻めてくるだけで、ぱふぱふも何もしてきません。
僕は思いました……
サイデリアは実はビビアンに言いくるめられて仕方なくお色気キャラを演じているのではないか?と。
だとしたら、自身の精神とはそぐわないお色気キャラを律儀に守るサイデリアのビビアンには逆らえない感がヤバい。惚れた弱みってやつか!!!
いやはやこうして書き起こしてみるとなんともサイデリアの片想い感が高くて切なくなってきます。
でもきっとビビアンもなんだかんだ言ってサイデリアのことは大好きなんだと信じたい。男をとっかえひっかえしながらサイデリアの反応を見ているのかもしれない。
なんて不器用な2人なんだ……泣けてきました……酒でも飲んでないとやってられねえ……
グロッタの酒場で2人が仲良く飲んでいるのを眺めながら酒をあおるモブになりたい……
限界オタク感が出てきましたが、なんとか気を取り直して次にいきましょう。
リーズレットとシャール
リーズレットはクレイモラン王国を氷漬けにしてしまった氷の魔女で、シャールはクレイモラン王国の女王です。ちなみにこの方、前王が亡くなられて即位してからまだ1年の新米女王であります。
さて、この2人についてはそこそこ話が入り組んでいます。クレイモランのストーリーをほぼ全部語らなければならない都合上、ネタバレも含まれてますので、実際にこの手でプレイしたい!という人は注意してくださいね。
それではあらすじ。
リーズレットは元々、とある本の中に封印されていた存在でした。が、とある邪悪な者の手によって封印から解き放たれます。そして封印を解く代わりにクレイモランを襲えという条件を飲み、王国を氷漬けにしてしまったわけですね。
氷漬けになったクレイモラン王国にたどり着いた主人公たちは、なんやかんやあってリーズレットを再び封印することになります。で、魔女を封印していた禁書に再度リーズレットを封印し、身代わりに禁書に封じられていたというシャール女王が出てきます。
しかし、禁書から再びシャール女王の声がするかと思うと、なんとシャール女王がまたしても禁書から飛び出し、女王が2人になってしまいました。
実は封印の儀式を行った学者がちょっと呪文をトチっていたせいで、封印は失敗しており、先程出てきた女王はリーズレットが化けた偽物だったのです。
玉座の間にてリーズレットの変装は見破られ、主人公たちとの戦いでもはや魔力も残っていないリーズレットは大人しく捕まろうとします。
しかし、それを止めたのはなんと、シャール女王その人でした。リーズレットを捕らえんとする兵士たちの前に咄嗟に立ちふさがるシャール女王。そして彼女は語り始めます。
「彼女の行いは けして許されるものではありません。」
「でも 私が 本の中に閉じ込められている間 彼女は 女王の重責に押しつぶされそうな 私の相談に乗り 悩みを聞いてくれたのです。」
「彼女の明るい言葉を聞くたびに 父を亡くした 悲しみは和らぎ 女王という責務に対しても ふたたび 向き合っていける気がしました。」
「お願いします。 もう 彼女に 悪さができるほどの魔力は残っていません。 命だけは助けてあげてください。」
それを聞いたリーズレットは、
「ふん お人好しな娘ね……。」
とそっぽを向いてしまいますが、照れ隠しであることはバレバレですね。
そして最終的にここでの目的を果たした勇者たち。帰り際に、仲間の1人ベロニカが女王を励ますようなセリフを言うのですが、これに答えたのはシャール女王ではなく、リーズレットのほうでした……
「心配しなくていいのよ。おちびちゃん。 これからは 私が付き人として シャールを守ってあげるわ。」
はぁぁぁぁぁ!?!?!?!?!?突然の交際宣言!!!!!!!???????
封印されたシャールとともにいた3ヶ月で、リーズレットがシャールに親愛の情を抱いていたことは想像に難くないでしょう。
とまあそんなわけで、シャール女王は頼もしい伴侶となったリーズレットとともに、幸せに暮らすのでした……。
これがクレイモラン王国百合事変のあらすじです。
余談ですが、クレイモラン城内にはシャール女王の幼馴染で彼女のことをよく知っていると豪語するメイドさんがいます。リーズレットと仲睦まじくするシャール女王を見る彼女の心中やいかに……という3角関係でさらにおいしい!!!!!!!!!!!
さらに余談ですが、リーズレットが封印から解かれるときに相手の交換条件を飲んだ理由に「イケメンだったから」というのがあったりして、こいつノンケなのでは?という疑惑もあります。
しかし、PS4版で見られるロード画面における「リーズレットのまめちしき」では、恋に恋する性格であることが紹介されており、イケメンへの反応はアイドルのファンの心理のようなものであることと解釈することもできます。つまり生涯の伴侶はシャール女王ってワケなんですね〜〜〜(自分に都合よく解釈したほうが人生楽しい)
セニャベロの話をする前に
とここまで色々紹介してきましたが、ここで未プレイの人のために前提知識を1つ2つ話させてください。
「命の大樹」
このゲームの重要なファクターの1つ、命の大樹。冒険の舞台ロトゼタシアのすべての生命は、それぞれが命の大樹の1つの葉であると言われています。
つまり、命の大樹の葉が一枚芽吹けば世界に1つの生命が生まれ、また世界から1つの命が消えるときは大樹の葉が一枚散るということですね。
「二刀の心得」
ちゃっかりサブタイトルにも入れてましたが、これはスキルの一種で、このスキルを習得すると両手に武器を装備して戦うことができるようになります。
察しのよい皆様なら既におわかりかとも思いますが、「二刀流」というのはバイセクシュアルの隠語としても使われる言葉であります。
そしてセーニャはこのスキルを習得します。
ちなみに、実は仲間のうち半数以上がこのスキルを習得できるのですが、その面々を見ると
となっており、逆に覚えないのは今回のお色気担当マルティナさん、ムフフ本の収集が趣味のロウと、どうにも恣意的なものを感じざるを得ません。あれ?ベロニカも覚えないじゃんとか言わない
とまあ、そんなわけでセーニャは女の人も愛せるキャラなんです!!!!!(ゴリ押し)
じゃあ本題いきますよ〜
セーニャとベロニカ
詳細なキャラ紹介は上のリンクを見てもらうとして、ポイントは過去に邪神を倒した英雄の1人「賢者セニカ」の才を、攻撃魔法はベロニカが、回復魔法はセーニャが受け継いだ、という設定……つまり元はひとつだったものがふたつに分かれたという双子です。もうこの時点で百合の香りがプンプンしますね。
さらに、まあ見ればわかると思いますが、この双子、見た目年齢がかけ離れています。(これについてはちゃんと理由があるのですが)しかも勝気なベロニカが姉で、おっとりなセーニャが妹です。ギャップ萌え好きにはたまらない。
この2人のやりとりを見ているだけでも和むこと必至ですが、本題はここから。ネタバレもここからです。ワンクッションおきます。
ではいきます。
いよいよ、あるものを手に入れるため命の大樹へと向かう勇者一行。
頂上にたどり着く前に一度キャンプで休憩を挟むのですが、ここでセーニャが不安げに口にしたのが次のセリフ。
「私と お姉さまは きっと 芽吹く時も散る時も 同じですよね?」
双子の絆がエモ〜〜〜〜い!!!!!!!
しかし、そんなセーニャに対し、ベロニカは「どうかしらね」などと冷たい態度をとります。
さらに会話はこう続きます。
「セーニャ 約束して……。 この先あたしの身に 何かあっても ひとりで 生きていけるって。」
「……そんな約束 できません。 お姉さまが いなくなってしまうなんて 私 考えられませんわ。」
すれ違ってしまう双子の想い……そしてどうにも死亡フラグくさいセリフを嗅ぎつけたかのように、この後命の大樹の頂上で起きた出来事により、仲間たちは世界中にバラバラに別れて落ちてしまいます。
そしてそれでも苦難を乗り越え再び集合した仲間たちが知る衝撃の事実。なんと、命の大樹から勇者たちが落ちてしまったとき、
ベロニカはみんなの盾になり、命を落としていたのです……
これを知った勇者一行は悲しみに暮れ、重苦しく、眠れない夜を過ごすのですが、そんな中セーニャは姉の選択を受け止め、「もう涙は見せない」との決意を胸に、長い髪をバッサリと切ってショートヘアになってしまいます。
これだけでも非常に感動的なシーンなのですが、のちに双子が生まれ育った聖地ラムダのNPCから、ラムダの習慣には「大切な人と死に別れたときに自らの髪を切って故人に捧げる」というものがあることを聞かされます。
「捧げる髪の長さは 思いの丈の長さ……。 深く愛し合った恋人や 夫婦が死に別れた時は すっかり短くしてしまう人もいるそうです。」
セーニャのベロニカへの愛の深さ!!!!!!!!!!!!!!!(号泣)
さあ、もうこれ以上語ることはありません。あとはこれを糧にセニャベロについて思いを馳せるだけですね……。
ちなみに、未プレイの人に一応伝えておきますが、実は、どっかの某小国の某冒険王子みたいにPTから外れたあと二度と帰ってこないということはありません。
そのへんのストーリーについてはこの記事の本題から外れるため、ぜひとも自分でプレイしてその目で確かめてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?DQ11がいかに百合ゲーであるか、僕が感じたことが伝わっていたら嬉しいです。
最後に、邪道ではありますが、作中でやたらと「髪がサラサラ」「女みたいな顔」と言われる主人公が本当に女の子だったら……とか妄想すると、幼馴染のエマ(クリア後に結婚までできる)や浅からぬ因縁があるマルティナさんとの絡みも素敵に見えてくるな……なんて世迷言を残して、記事を締めくくらせていただきます。酷い締め方だな!
おわり
DQ11の4コママンガ劇場はまだ出ないのか 〜キャラゲーとしてのドラゴンクエスト〜
ドラクエ信者のているです。
※この記事は読者がドラゴンクエストシリーズを知っているという前提で書いています。あしからず。
先日ようやく、本当にようやく、DQ11をクリアしました。
なかなかクリアできなかったのはPS4版だったので綺麗なフィールドを無駄に走り回ったり、敵を避け続けたせいでボスとの戦闘でレベルが足りず全滅しまくったりしたせいもあるんですけどね。総プレイ時間は100時間弱……
でも、やっぱりドラクエは最高だなと思わせる素晴らしい作品でした。
何より、昨今のDQの中でも百合要素がすっげー多かった。最高。DQ11百合についてはまた別の記事で書こうと思ってます。
ところで、この記事を読んでいる諸兄は「ドラゴンクエスト4コママンガ劇場」というアンソロジーコミックの存在をご存知でしょうか?
僕は子供の頃、大好きなDQがギャグ漫画で読めるなんて!と古本屋で必死に集め、天空宇宙流や結城まさのへの綺麗な絵に見惚れたり、新山たかしのエッチな下着ネタに興奮したり、神崎りゅうこのハイテンションギャグに爆笑したりしていました。わかる人は本当にわかってくれると思う。
さて、上に挙げたニコ百の記事で主に扱われているのはドラクエナンバリングタイトル全てが対象のアンソロジーです。
で、上記記事でも少し触れられていますが、それとは別に、DQ7、リメイク版5、8、9(と一部のモンスターズ等派生作品)は単独でアンソロジーが作られています。また、DQ10もアンソロジーコミックではないものの、「4コママンガ劇場」の名でコミックスが発売されています。
そういった単独アンソロジーでも一番刊行数が多かったのがDQ7のアンソロジーで、僕の記憶が確かなら8巻か9巻あたりまで出ていたはずです。
なぜ、DQ7はあそこまで巻数が刊行されたのか?
そしてなぜ、その後も単独作品での4コママンガ劇場という文化が続いたのか?
ーそのキーはおそらく、「はなす」コマンド だと思っています。
今でこそ当たり前のように使っている「はなす」あるいは「なかま」コマンドですが、「はなす」コマンドで仲間と会話できるという仕様はDQ7で初めて導入されたものです。
以後、PS2版DQ5、DS版天空シリーズなどでは当然のように実装されました。新しい場所についたりイベントが進むたびに○ボタンを連打して「……。」が出るまで仲間と話しまくった経験が誰しもあるはずです。
この機能により、これまで仲間になる前や一部のイベントでしか喋らなかったキャラクターたちの性格がよりハッキリとわかるようになり、より一層キャラクターたちの魅力は増しました。マリベルのツンデレキャラが当時はただの性悪にしか見えなくてバッシングくらったり、某ザラキ神官の片想いネタが公式化したり、思ったよりロリキャラだったバーバラが可愛くてしょうがなかったり、花嫁選びで余計にフローラが選びづらくなったりしました(しましたよね?)。
どうでもいいですが、僕はフローラ派です。 あっ、やめて、石を投げないで
言うなれば、これは「ドラゴンクエストのキャラゲー化」だったわけです。
キャラゲーとしての価値が与えられたドラゴンクエストでアンソロジーコミックを出して、売れないわけがないんですよ。(信者並の感想)
だってオタクのみなさん、ペ○ソナとかダ○ガ○ロ○パとかサモ○ナイトとかテ○ルズとか、あのへんのゲームのDNAメディアコミックスとかにもお世話になったでしょう?僕はお世話になった。
さて、ここでようやくこの記事のタイトルに戻るわけですが……
なんでDQ8以降久々に帰ってきた「なかま」コマンドが実装されているDQ11でまだアンソロジーコミックが発売されていないんですか!?!?!?
半年。半年経ちましたよ。そろそろ出してもいいんじゃないの?そろそろ発売予定の音沙汰のひとつもあってもいいんじゃないの?
某女性向けオタク雑誌ではDQ11のイケメンだけ集めて特集組んだりしてましたよ?
DQ11も本当に、多様な魅力あふれるキャラクターがPC/NPC問わずたくさんいます。
「恥ずかしい呪い」なんていうネタにしろと言わんばかりの設定まであります。
シルビアさんやマルティナさんなんかもう魅力の塊みたいなもんじゃないですか。ステータス的にも。
なんだか色々とりとめもなくそれっぽいことを書きましたが、結局僕が言いたいことはただひとつなのです。そう、
DQ11の4コママンガ劇場が読みたい!!!!!!!
「キャラゲーとしてのドラゴンクエスト」のいちファンとしては、ドラゴンクエストXI 4コママンガ劇場の刊行を切に願うものであります。
スクエニさん、ぜひとも4コママンガ劇場という「過ぎ去りし時」を求めてください!!
おわり