漫画感想2020年5月号

こんにちは、ているです。

6月ももう半分が過ぎてしまいましたが、5月に読んだ漫画の感想を書いていきます。忘れていたわけではありません。はい。

急ぎめでちょっと適当になっちゃうかもしれない……

きららファンタジア(1) / 鴻巣

原作のゲームのほうはあんまりやってないのですが(たまに思い出したように起動してイベントストーリーだけ観る程度)、

コミカライズが結構いい感じと聞いたのでせっかくなので読んでみました。……当たりでした。

きららちゃんのおにぎりにわさびがまるごと入っているなど原作ファンがニヤリとしちゃうような小ネタもありつつ、

ファンタジー世界らしい演出や描写がとてもよく、またコールで呼んだキャラが戦う様子などの戦闘描写が意外なほどしっかりバトル漫画然として描かれていて、普通にファンタジー漫画として楽しめるようになっていました。

原作の1章からやっているので今はひだまりスケッチキャラが中心に出てくるのですが、コールで呼び出したココア・やすな・花名ちゃんも喋るし、しかも元作品のキャラ解釈がしっかりしていてオールスターものとしての完成度も高い……

(電子版を買ったので写真がめっちゃきれい)

今後もメインシナリオに出演する以外の作品のキャラとの絡みも楽しみですね。まちカドまぞくや桜Trick夢喰いメリーのキャラも出てくれ〜。

あと、たぶんですが各作品のキャラがデフォルメになるとき、元の作品(作家?)のデフォルメ絵柄を再現してますね。ひだまりスケッチだと横長な顔に縦線2本の目という特徴的なやつになってました。

お話の大筋はたぶんゲームと変わることはないと思いますが、上記のような要素が楽しいので今後も期待です。

お姉さんは女子小学生に興味があります。(4)(5) / 柚木涼太

変態ドタバタおねロリコメディ。

知らない間に4巻が出ていて、営業を再開した書店の新刊コーナーで5巻を見て「???」となりました……ともあれ、4巻から一気読み。

各話をそれぞれ見るとやっていることはこれまでと変わらずみのりさんが小恋ちゃんに欲情してどったんばったん大騒ぎするって感じなんですけど、

4巻からみのりと小恋ちゃんの関係が「恋人」にマジでなってしまったので、

そういった事情をめぐるアレコレが増えて、なんか本当に恋愛モノみたいな雰囲気が出てきています。

まあ先程も言ったとおり、みのりの暴走ぶりは全然変わっていないのですが……「貴重な幼女の出産シーン!」「今なら幼女のキスで孕める気がする」「全身幼女専用器(ロリケートゾーン)です」とか……(いつも大変笑わせていただいております)

あと詳細は省きますが、巻末おまけで同居人のユウさんが裸にされて人妻に膝枕されながら幼女とJKに全身を拭かれるというヤバいシーンも……そうはならんやろ……

ここすきポイントを少しだけ。

ユウさんがみのりの顔が良いことは認めてるの好き。

百合R-18本を読んでいるときの僕かと思った。


さて、この漫画、20代のおねえさんと小1の幼女が付き合って色々際どいことをやるという内容なのでデザイナーさんに「アニメ化は諦めたんですか?」と聞かれたらしいですが、遺憾ながら同調せざるを得ない。

いや、僕はアニメでみのりが騒ぐところを見たいですけどね……

姫のためなら死ねる(10) / くずしろ

もはやこの作品説明する必要ないんじゃない?って思ってますが、どうなんでしょう。

今巻ではなぜか紫式部清少納言に依存することになったのが「まさかの……」という感じでしたが、相変わらず紅式部は苦労人だし、菅原孝標女源氏物語限界オタクだし、

いつものたのしい宮中!!!って感じでしたね。

個人的には本命カプであるはずの清少納言と定子様の絡みがあんまりなかったのがちょっと残念ですが。

あとこれ

妙に納得感があった。


せっかく2桁の大台に乗ったし、これからも末永く続いてほしいですね。

アクタージュ(11) / マツキタツヤ・宇佐崎しろ

11巻はですね~~~何よりもまず白石さんがすごく素敵でしたね……

これまでベテラン俳優として説明されてはいたものの実際に演技をするところは出てこなかったので、羅刹女を諭すシーンの静かな迫力だったり、怒りに呑まれた景を鏡写しにするような怒りを宿した演技とか、

そのへんの「強キャラ」感がやっと具体的に描かれて、とても良かった。普段静かだけど実はめちゃ強いおじさんキャラが好きなんですよね……

他にも景ちゃんが内なる自分と役者としての自分の間で揺れ動く描写や、

武光くんと市子さんが景ちゃんと相対して成長する様など、アツいシーンはたくさん。

それにしても、この漫画脇で見てるキャラの解説が非常に充実していて、説得力がすごくあるんですよね。

こういう解説って教養があって色々な物事への理解度も高くないと絶対にうまくできないと思うんですよ。

「役者という人種」の描き方もすごく細やかだし……どんだけ取材したんだろう……

原作のマツキタツヤ先生をほんとに尊敬しちゃう。

あとは今巻のけいちよですが、景ちゃんの芝居がふと抜けてしまったときに全ギレして「ふざけんな!完璧なあなたに勝たなきゃ意味がないんだよ……」って言ってたシーンがすごくよかった。

サモンナイト2のルヴァイド×イオスを思い出すなあ……(僕はそんな腑抜けたあんたを殺すためにあんたの部下になったんじゃない!でしたっけ?正確に覚えてない)

NTRレズ 彼女が彼女を寝取ったら

同人で推してたちょりもっき先生や安心と信頼の長代ルージュ先生が描いてると知って即購入。

NTRの醍醐味である「読後感の悪さ」が次々に襲ってくる……

しかもその読後感を演出する「終わり方」っていうのが全作品違うんですよね……これってすごいことじゃないですか?(大事なとこなのでネタかぶりしないように打ち合わせしたのかもしれませんが)

特に良かった作品をいくつか挙げると、まずちょりもっき先生の「ちゃんとしたお姉ちゃん」。「この妹に絶対勝てるわけがない」って思わされてしまう圧倒的さがあった。展開としても満足させてくれない恋人より自分のほしいものを与えてくれる相手という王道パターンに妹とうまくいっていない罪悪感まで上乗せされちゃってこりゃ堕ちるしかないよなあ……

長代ルージュ先生の「先生、アタシだって」は最初は好奇心・悪戯心で先生を脅して襲ったギャル子ちゃんがだんだん本当に先生に惚れていって本命の彼女に嫉妬するようになっていく過程、同じく体を重ねるにつれてギャル子ちゃんのことを拒めなくなっていってしまった先生……というのが短い中に鋭くまとまっていて唸らされてしまいました。

あとは剛田ナギ先生の「キミの声が聞こえる」、人の心の声が聞こえてしまう主人公という特殊な設定ですが、人の悪意に辟易していたところに裏表のない彼女が現れお付き合い→自分と同じ能力を持つ女子と出会って抱かれ、自分の能力を好きになれる……という展開がNTRとしてハマっていました。そしてなんといってもラストが良くて、彼女に別れを告げたとき、今まで裏表を見せたことがなかった彼女が初めて主人公に笑い泣きしながら嘘をつくんですよ…………当然主人公にはその悲しい本音が聞こえてるんですよ……最悪だよ…………(褒めてる)

という感じで、なかなか読み応えがありました。成人向け抵抗ないかたはぜひ。

(成人向けなので表紙画像が表示できないけど以下が商品リンクです)

https://amzn.to/30N06lP

おわり

以上。今月もすでに少し読んでますが、「お嬢様はラブコメの主人公になりたい!」が結構面白いです。また来月書きます。たぶん。