2022年の目標を考える

お久しぶりです、あけましておめでとうございます。ているです。

ブログのモチベが地に落ちたので去年は全然更新をしませんでした……

たぶん今年もブログはほぼ更新しないんじゃないかと思います。

で今回のブログを書いてるのは今年の目標をどこかに残しておきたいけどちょうどいい場所が他にないのでここに残そうという次第です。

生活編

無茶をしない。

体に無理させるとろくなことがありません。翌朝起きられないような無茶はしない、これが大切。

具体的に言うと深夜までネトゲしたり絵を描いたりしない。今日できないなと思ったらやらない。

創作編

イラスト/漫画どっちかで100いいねもらう。

昨年、深層組のイラストで初めて100いいねいただけました。

ので、今年もこの絵くらいのいいねがもらえるような、いい作品を作りたいですね。

あともうひとつ、

本格的にRPG作成にとりかかる

も目標としたい。Wolf Editorで自分好みのRPGを作ろうと目論んでいるので、それに取り掛かります。

その他

  • 金枠暴龍天とる。
  • DQXのストーリーに追いつく。
  • 断捨離する。

おわり

他にもし思いついたら書こうかな。今年もよろしくお願いします。

Powershellで特定の日付以降のファイルを収集する(絵描いててらくがきまとめ作るのに困ったという話)

お久しぶりです、ているです。

突然ですが、Pixivとかで「らくがきまとめ」って文化(?)があるじゃないですか。

これを月ごととかで定期的に作る人はともかく、僕は思い出したときに作っているので、前回どこまでまとめたんだっけ?とか、 別フォルダにバラけてたりすると集めるのが面倒……とか、そういうので意外と手間を食うんですよね。

というわけで、そういった退屈な作業はPython……ではなくPowershellにやらせましょう。

(別にPythonでも全然いいんですけど、今回はいろんな人に使ってもらえるようにしたかったので。exe配布とかするの面倒だし。あとGUI作るの面倒だし)

今回は

  • 指定したフォルダ内のファイルのうち
  • 最終更新日が指定した日付以降のものを
  • 新しく作ったフォルダにコピーし
  • 日付とフォルダを設定ファイル(XML)に保存して次回以降は指定しなくてもいいようにする

という要件で作りました。設定ファイルがXMLなのは筆者がXMLの読み書きを勉強したかっただけです。

で、以下がコードです。

コード

Param(
    [string]$Date,
    [string]$Path
)

$xmlPath = (Get-Location).Path + "\collectSettings.xml"
$xml = New-Object System.Xml.XmlDocument

# 設定ファイルの読み込み
if (Test-Path $xmlPath) {
    $xml.Load($xmlPath)
    $lastDate = $xml.root.lastDate
    $folderPath = $xml.root.folderPath
} else {
    # ない場合は初回起動
    $Date = Read-Host "収集したい最古の日付を指定してください:"
    $Path = Read-Host "対象のフォルダを指定してください:"
    $firstLine = $xml.CreateXmlDeclaration("1.0", $null, $null)
    $xml.AppendChild($firstLine) | Out-Null
    $rootNode = $xml.CreateElement("root")
    $lastDateNode = $xml.CreateElement("lastDate")
    $folderPathNode = $xml.CreateElement("folderPath")
    $rootNode.AppendChild($lastDateNode) | Out-Null
    $rootNode.AppendChild($folderPathNode) | Out-Null
    $xml.AppendChild($rootNode) | Out-Null
}

# Date型にパースする
if (![string]::IsNullOrEmpty($Date)) {
    try {
        $lastDate = [DateTime]::ParseExact($Date, "yyyyMMdd", $null)
    } catch [System.FormatException] {
        Write-Output "日付はyyyyMMddの形で指定してください。例えば、2021年1月1日であれば、20210101と入力します。"
        Write-Output ("your input:" + $Date)
        exit
    }
}

# Pathが指定されていたらfolderPathを更新する
if (![string]::IsNullOrEmpty($Path)) {
    if (!(Test-Path $Path)) {
        Write-Output "指定したフォルダが存在しません。"
        exit
    }
    $folderPath = Resolve-Path $Path
}

$newestDate = $lastDate

# 集めるためのフォルダを作成する
$today = Get-Date -Format "yyyyMMdd"
$newFolderPath = $lastDate.ToString("yyyyMMdd") + "_" + $today
New-Item -Name $newFolderPath -ItemType Directory | Out-Null

# folderPath内のlastDateより後のファイルを探索して処理を行っていく
# また、一番遅い日付を認識したらnewestDateを更新する
Get-ChildItem -Path $folderPath -Recurse -File | Where-Object { $_.LastWriteTime -gt $lastDate } | ForEach-Object {
    Copy-Item $_.FullName -Destination $newFolderPath
    if ($_.LastWriteTime -gt $newestDate) {
        $newestDate = $_.LastWriteTime
    }
}

# 設定ファイル(XML)に書き込む
$xml.root.lastDate = $newestDate.ToString("yyyyMMdd")
$xml.root.folderPath = $folderPath.ToString()
$xml.Save($xmlPath)

使い方

※もしあなたがPowershellを使ったことがないのであれば、Powershellとは何か、実行にあたってのセキュリティリスクは何か、といったことを調べてから使ってください。

※データ破損等、このスクリプトを実行した場合の損害に関しては筆者は一切責任を負いません。

上記のコードをコピーして、メモ帳等のテキストエディタを開いてペーストし、collectNewFile.ps1とか適当な名前で保存します。

できたps1ファイルを、右クリックから実行するなり、Powershellを開いて実行するなりします。適宜調べてください。

「このシステムではスクリプトの実行が無効になっているため、ファイル collectNewItem.ps1 を読み込むことができません。」とかいうメッセージが出た場合は、以下を自己責任で実行しましょう。

Set-ExecutionPolicy RemoteSigned

初回起動時は日付とフォルダの入力を求められるので、集めたい一番古いファイルの日付と、対象のフォルダパスを入力します。日付は"yyyyMMdd"(年4文字、月2文字、日2文字)の形式でないと受け付けません。

このスクリプトではファイルを収集するときに一番新しいファイルの最終更新日を記憶するため、次回以降の起動時には前回スクリプトを実行したとき以降に作られたファイルのみを勝手に収集してくれます。

また、2回目以降実行時でも、-Date -Path オプションを使用することで任意の日付・フォルダにて実行させることができます。

技術的な話

DateTime型へのパースについて

最初はTryParseExactを使ってその戻り値でパース可能かどうか判定しようとしていたんですけど、うまくいかなかったのでParseExactをtry~catchする形式に変えました。

例外処理はもっときちんとやったほうがいいと思いますが、趣味のスクリプトなんでそこまでちゃんとしていません。

XMLの更新について

XMLへのアクセスがドットでできるのは楽でいいですね。

ただ、読み込みじゃなくて更新をしたいという場合に、読み込んだ値をそのまま突っ込んだらエラーになるのは え~ って感じでした。

そもそもPathが指定されたときに使うResolve-Pathの戻り値が文字列ではないので、そこと処理を統一できて(ToString)いるから別にいいんですが……

XmlDocument.Saveの仕様

これが一番苦戦しました。

PowershellではXmlDocument.Saveでファイルパスを指定する際に、絶対パスでないと受け付けてくれません。

参考

要するにPowershellでは実行時のカレントディレクトリがどこなのか内部的にははっきりしてないから、相対パスが信用できないってことらしい。

というわけで、ユーザがこのスクリプトを実行しているカレントディレクトリを取得して(Get-Location)、絶対パスとして保存することにしたのでした。ちゃんちゃん。

おわり

これでらくがきまとめを作るのが多少楽になったと思います。

このスクリプト、もちろん絵以外でも使えるので、調整してスケジュール処理に使ってもいいかもしれませんね。

ではまた。いつもの漫画感想も更新できるよう頑張りたいです。

(追記)オプション -Dateが機能していなかったので直しました。あと、対象フォルダ内にフォルダがある場合に再帰的に処理をするようにしました。

お久しぶりです(おすすめ漫画のリンクだけあるよ)

更新サボってる間に年が明けてから一月が経ってしまいました。ているです。

まあ、色々とあってなかなかブログを書くモチベが出なかったというのがあってほったらかしていましたが、 久しぶりにブログの画面を開いたら全然更新ないのに1月もPVが100を突破していて、 もしかしたら心配している人もいるかもしれない……と自意識過剰なことを思い筆を、というかキーボードをとった(?)次第です。

この4ヶ月ほどの間にもいろいろ漫画を読んだのですが、これは!という漫画をとりあえずリストアップしておきます。

魔女が恋する5秒前 / 澄谷ゼニコ

個人的には表題作よりも天使と悪魔を拾った女の子の話「デモンズハーレム」が好きです。

登場人物の顔が非常に良い。絵柄がどストライクでした。

百合姫での読み切りがちゃんと単行本になってくれるだけでも本当にありがたい……。

無職とJK / 缶乃

缶乃短編集 無職とJK (電撃コミックスNEXT)

缶乃短編集 無職とJK (電撃コミックスNEXT)

「あの娘にキスと白百合を」の缶乃先生の読み切り集です。

無職でヒモのレズビアンという属性がそもそも好きなのでめっちゃ楽しかったです。ふふふ

エンとゆかり(1) / しろううらやま

シリアスとギャグのバランスが良く、銀魂的な面白さがあります(あんなにテンション高くはないですが)。

それに加えて独特の空気感やキャラクターの抜けてる感がすごく好みでした。

レズ風俗アンソロジー プレミアム

なもり先生の「指配欲」が死ぬほど良かったです。うめき声を上げていたら喉が枯れました。

あとは個人的推しの岩見樹代子先生の作品「clockwork sugar night」がやはり良かったです。

この2作のためだけにでも買う価値があると思います。

少女決戦オルギア(全3巻) / 江島絵理

少し前の作品ですが、バトル百合ものとしてかなり完成度が高いです。

最後に主人公の能力が解放される展開でなるほど!と唸ってしまいました。

まあ百合描写はそんなに多くないですが、少女が殺し合う作品が好きな人におすすめ。

お姉さんは女子小学生に興味があります。(6) / 柚木涼太

もはや説明不要。今回も腹筋が爆発しました。

きたない君がいちばんかわいい(3) / まにお

みんなーーー!!!みんなが大好きなタイトル回収がきたぞーーー!!!!!

現物の帯が編集部では「範馬刃牙の家」と呼ばれているとか。

f:id:tailtaling:20210203165614j:plain
きたかわ3巻の帯。「誰か助けて」が隠れている

百合姫本誌ではこのあと最悪に拍車がかかっているので、4巻も要チェック!

おわり

以上、おすすめ百合漫画ピックアップでした。

百合漫画以外だと「ここは今から倫理です。」の最新刊読みました。実写ドラマが放送中で、そちらもちょっとだけ観ましたがなかなかいい感じに映像化されてると思います。

って書いてて今気づいたけど、もしかしてここ倫の実写化がブログ読まれてる原因なのでは……???

あとは、商業じゃないんですけど「ザコ絵師ちゃん日記」が面白かったです。ニコニコ漫画で全話読めるぞ。百合もあるぞ。

seiga.nicovideo.jp

seiga.nicovideo.jp

そんなわけで、また気が向いたら更新しようと思います。いや、毎月更新できるならそれに越したことはないんですけど。

ではまた~

漫画感想2020年8月9月合併号

こんにちは、ているです。

合併号(サボってたことの言い訳)になります。

量がめっちゃ多くなってしまったので、ひとつひとつにあんまりちゃんとした感想書けないかも。

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった……(1)〜(5) / 山口悟、ひだかなみ

履修しました。(漫画版です)

といっても、実家に帰ったらたまたま母親が異世界令嬢転生モノにハマっていて、

その中にはめふらもあったから借りて読んだ、って流れなので、母親が興味なかったら読んでなかったかもしれませんw

まあでも、普通に面白かったですね。カタリナ様が前世でプレイしたゲームの知識も使いながら攻略対象や周辺の女性キャラと交流して、

女性キャラ含む全員が勝手にカタリナ様に惚れていき、いつの間にかハーレムを形成しているという話。

カタリナ様自身はキャラからの好意に気づいていないため、王道のラブコメみたいになってますね。

僕の推しはカタリナ様×ソフィアちゃんなのですが、これについてハマった理由を書こうと思うと思いっきりネタバレになってしまうので

とりあえずここでは書きません。

知ってる人向けに書くと、ソフィアちゃんだけ他のヒロインと決定的に違うカタリナ様との深い繋がりがあるじゃないですか。

あの設定、今後活かされるのかな〜ってすごく気になっています。

www.amazon.co.jp

そして!

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…… GIRLS PATCH

はめふらGLオンリーアンソロジー

なんと百合姫コミックスとして発行されているこちら。

期待を高めて読んだのですが……まあ、結論から言うと、ちょっと不満ってレベルの百合度でした。ハードル上げすぎたかな。

とはいえ、本編のわちゃわちゃした雰囲気を保ちつつ、きちんとヒロインたちがカタリナ様に寄せる想いを描いている作品が多く、

直接的な恋愛描写こそほとんどなかったものの、しっかり百合ものとして描かれていると思います。

個人的には、本編ではあまり目立った描写のないカタリナ×アン(専属メイド)の話があったのが嬉しかったですね。

ママごとー小学生ママと大人のムスメー(1) / つづら涼

生活力が皆無な小説家の柚と、しっかりものの小学生の真琴ちゃんの話で、

まあ、時々見かけるロリママ系かなってちょっと思ったんですけど、

実際にはそういう「オタクの夢」みたいなタイプの作品ではなかったです。

真琴ちゃんが「ママになる」と言い出したのにも彼女なりの悩みが関係していたりして、

柚と真琴ちゃんのあたたかい交流が描かれるハートフルストーリーになっています。

百合ものとしてみるには少し物足りなく感じるかもしれないですが、

真琴ちゃんが柚の「大人として頼りになる部分」みたいなのを不意に感じてドキドキしちゃうシーンもあったりして、

おねロリ好きなら一見の価値ありだと思います。

なにより、絵がめちゃくちゃ良い。こういう系統の絵柄好きなんですよ……

柚のダメ大人感と真琴ちゃんの無邪気な雰囲気が絵で2000%伝わってきます。

なんならかわいい小学生を見るためだけに買ってもいいと言える。

人気になって連ドラになったりしないかなあ。

きみが死ぬまで恋をしたい(3) / あおのなち

百合っぷるの片方が戦場に出て死ぬタイプの作品が好きです。

最後の描き下ろしマジでクッッッッッッッッッソつらかったのでそういうの好きな人は絶対読みましょう。

きみ死恋は綺麗でかわいい絵柄なのに常にどことなく重い雰囲気が漂っているのがとてもいいと思います。

そして、初めて「仲間」の「死」を体験したミミがこれから何を想い、どう成長していくのか、気になりますね……

スロウスタート(6)(7) / 篤見唯子

巻頭から女教師と女子生徒がベロチューするきらら漫画ありゅ????????????????

榎並十倉結婚生活回をカラーで載せてくれてほんっっっっっっっとうにありがとうございます。

そのあとのかむちゃんとの繋がりを描く回も二度目だけど刺さった。

さらにまたもももちの夢で榎並十倉、さらに死体蹴りとばかりに描き下ろしの榎並十倉、

6巻は榎並十倉推しにはあまりに刺激が強すぎる。。。

ハァ〜〜〜ッマジで榎並清瀬許せねえ。許せねえよなあ?

十倉の純情を弄んだ罪で永久に十倉と幸せに暮らす刑を要求します。

7巻は7巻で榎並十倉の馴れ初めが描かれたりしていてこちらも最高。

ていうか榎並十倉の話しかしてないですけどスロウスタートの魅力はそれだけじゃなくて

普通にギャグも女の子kawaiiもめちゃくちゃ高レベルなところにあるんですよね。

でも今回は榎並十倉が強すぎたのでもう他の話はしません。

8巻はおそらく億さん登場で花名ちゃんのアレがコレする話がくるであろうことからそちらの話もすると思います。

葬送のフリーレン(1) / 山田鐘人、アベツカサ

魔王討伐後の世界を描く、少し切ないファンタジー

ちなみにこの作品は僕が百合のオタクなのを知っている妹が教えてくれました(自慢)。

主人公は長命種族であるエルフのフリーレンで、1・2話は魔王討伐から50年後、寿命を迎えた勇者と僧侶の死が描かれます。

世間的にはこの1話2話が結構反響を呼んだようで、実際僕もかなりくるものがありました。

でもまあ僕としては、フリーレンが僧侶から託された孤児のフェルンとの関係性がやはりおいしい。

1巻時点でフェルンが成長することでフリーレンの身長を抜かしてしまうなど、種族差による切なさみたいなのも描かれてます。

今後男性キャラが仲間に加わる展開もあるみたいなので、今後も百合おいしい!で読めるのかはわかりませんが、

「時間の経過」を様々に描く少し寂しい雰囲気が好きなのでしばらくは読むと思います。

チェンソーマン(1)〜(8) / 藤本タツキ

B級漫画の最高峰!みたいな文句を本屋で見かけた気がしますが、まさにそのとおりだと思います。

主人公のデンジがサイコパスみのある単細胞で、結構新鮮。少なくともジャンプの王道主人公とは一線を画しています。

頭と両腕に生えてるチェンソーによる戦闘スタイルはそれだけでも爽快ですが、

「小細工」という単語を知らないかのようなメチャクチャな戦い方をするので、ノッているときの戦闘シーンでは「ヒュ~~~~~!!!」とテンションぶち上がりです。

しかしチェンソーマンの魅力はそれだけにあらず、なんといっても出てくるキャラクターがみんな頭がおかしい。

ちなみに僕の推しでもあるこの漫画のヒロインの一人、パワーちゃんは虚言癖で差別主義者でトイレで糞を流しませんが、第一回人気投票で見事一位を取りました。

でもかわいいんだからしょうがないよな。

もちろん常識人は出てきますがみんな死にます。普通の人が出てきたら「あっ、こいつ死ぬな」と思うようになりました。

その上で、人間ドラマやキャラ同士の関係性もそこそこ描かれるので、バカをやっているかと思えば繊細な描写に心を抉られたりして、休まる暇がありません。

…………とまあ、以上のような魅力たっぷりの漫画なわけですが、

なんで僕がこの漫画に興味を持ったかといえば、

天下の週刊少年ジャンプのカラー見開きで5P乱交レズセックスをやった という話を聞いたからなんですよね……

これ、誇張でもなんでもなくほんとうに字面そのまんまのことをやっています。まじりっけなし純度100%マジです。

4人の女を侍らせる肉弾戦世界最強の女クァンシ、それを見るために買いました、ぶっちゃけ。

実際強い女が好きなオタクにはたまらないキャラクターでした。コミックス8巻では生死危うい状態で終わってるんですが、

本誌で再登場して現登場キャラで最強の女であるマキマさんの子宮を撫でたとか聞いているのでとても楽しみです。

ちなみにクァンシ様が登場して見開きレズセックスをやるのは7巻です。ここから読むのもアリでしょう。

近親百合エッチ(二次元コミックマガジンアンソロジー

気に入った作品を簡単に紹介します。

「お姉ちゃんの怖いキス」長代ルージュ長代ルージュ先生、漫画、うめえ~~~~~~~!!!安心と信頼の姉妹レズセックスです。

「なつのぼうけん」凍咲しいな:この人ロリ描くのがうまいんですよね。無知シチュをとてもうまく描かれています。

「彼女がメイドで私がママで」びよん:えっちがうまいロリにお母さんがめっちゃ責められてしまうロリおね。ロリおねは大変えっちですね……

おにあいっ!」若鶏にこみ:近親相姦百合で「鬼のロリババアと孫娘の百合」を思いつけるのすごくない?漫画の雰囲気もえっちなだけじゃなくてとても好き。

全体的にエロに重点を置いてる感じでしたね。それはそれで大変良いと思います。

おわり

他にも「むすんで、つないで。」「ニンジャスレイヤー」「早乙女姉妹は漫画のためなら!?」とかを読んでるのですが、

この辺は(はっきりとした)百合漫画ではないし疲れたので今月はここまでにします。

というわけで、また来月!

漫画感想2020年7月号

こんにちは、ているです。

やっと梅雨が明けて夏っぽい気候になってきましたね。ありがてえ~。

さっそく7月に読んだ漫画の感想を書いていきます。例によってネタバレするかもしれないのでご注意ください。

雨でも晴れでも(1) / あらた伊里

待ちに待ったあらた伊里先生の新作……いや、実は完全新作というわけではなく、同作家の「とどのつまりの有頂天」って漫画のリメイクなんですよね(巻末にも書いてあります)

舞台設定自体は女の子たちがちょっとマイナーな部活をやるというきらら系みたいなやつなんですけど、キャラクターが非常に濃くギャグのテンションが高くそれでいて女女恋愛描写も濃い、というのが推しポイント。

まあ、これらはあらた伊里先生の作品全般に言えることで、「総合タワーリシチ」から追っていますがずっと変わっていません。あ、こちらもおすすめです。

話を「あめはれ」に戻しますが、メインカプの美古都と蓮はなんと言えばいいのか、わかりやすく説明ができないのですが、お互いのことをこれでもかと意識しているし傍から見ても両想いだとバレバレなのにそれを恋だと自覚してるのかしてないのかというモヤモヤ系。

「あめはれ」1巻では最後にやっと「これが恋だとしたら」と自覚するのですが二人の感覚はすれ違っていて、その恋、いったいどうなってしまうんだ……!!!!ってなってます。今。

そして、主人公を取り巻くキャラたちもみんな百合カプなのがこの作品のいいところで、「昭和歌謡レコードが好き」という以外にまるで共通点がなく喧嘩ばかりしている辺銀(苗字)と獅子丸(苗字)はいわゆるケンカップルですね。今んとこ恋愛にはなってなさそうだけど今後はどうなるのか。

もう一組のカップル・タクよぞは、おそるべき行動力の持ち主でハイテンションなのに病弱なタクヤと、弱気で優柔不断で年中寝袋に入っている夜空という、これでもか!とキャラを濃くした二人のカプ。この二人は幼馴染なのでそういう空気感が良いです。「あめはれ」時空ではどうかわかりませんが、たぶんこの二人は付き合っています(「とどつま」では明確に交際しているという設定でした)。1巻巻末の描き下ろしでこの二人のエモい過去話が描かれていて最高でした。どうにもならないと諦めている攻めを普段は弱気な受けが攻めと一緒に居たいがために叱咤するのがエモくないわけないじゃん?

ちなみに「とどつま」と「あめはれ」の違いですが、導入だけ一緒であとの展開はわりと違っており、雰囲気も全体的に「あめはれ」のほうがシリアスになっています(作者Twitterでも1巻あとがきでもそう書かれてますが)。
なので、「とどつま」を読んでなくても全然OK。まあ、個人的にはこういうリメイクが行われるという現象が稀なので、両方買って違いを楽しんでみると面白いかもと思います。

これは導入部の全く同じ構図のページを並べてみたもの。フォントや影の付け方なんかの細かい違いが見えて楽しい。

なんかこう、「これ!」っていう衝撃的な感じではないんですけど、とにかくギャグセンスが良くていろんな百合も浴びられるので、読んでて楽しいのは間違いないです。おすすめ。

ゆりでなるえすぽわーる(2) / なおいまい

百合妄想をして溶けたり、妄想と現実のギャップに衝撃を受けたりする漫画第2巻。

1巻の感想はこちらにあるので、大体の説明はそちらを参照していただければと。

個人的に大好きな「男をとっかえひっかえしてきたビッチが一人の女を恋愛対象として意識した途端に相手を大切にしすぎて何もできなくなる」系の話がひとつあって悶えました。

あとはこれ。

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Twitterの百合オタクみたいな駒鳥

しかもこれ現実でもタバコ・ゴスロリ・強い女というサブカルオタクガン刺さりカプだったんですよね……神……

本筋の話では、死んでしまう(男と結婚する)ことを受け入れている駒鳥に「死んじゃやだ」と思いを打ち明けた雨海を見る駒鳥の瞳が「百合を見ているときの目」になっており(普段は目が死んでる)、それについて駒鳥の内心こそ語られなかったものの、なにか雨海に対する感情が動いているのでは……と深読みしちゃったり。

ところで、今巻にはデビュー時(でいいのかな?)の読み切り漫画「カレーを食べるふぁむふぁたる」が掲載されており、それもまた良かったです。

なおいまい先生、ここぞ!というシーンでの表情のセンスがすごい良いんですけど、特にこの一枚はすごかった。「好きな人の陰口をみんなが言い出したんだけど和を乱すことができなくて自分も乗っかってしまった」ときの表情なんですけど……

f:id:tailtaling:20200805010335j:plain

この……キャラクターの複雑な感情がダイレクトに伝わってくる感じ……マジですごい。僕は表情のオタクなので(?)こういうのをどんどん摂取したい。

ハロー、メランコリック!(2) / 大沢やよい

これTwitterで「ハロメリ 2巻」とかで検索したらたぶんいくらでも同じ感想が出てくると思うんですけど、清楚ビッチと真面目ヤンキーのセフレ百合だ!!!!!オラッ!!!!!!!!ってぶん殴られる巻です。最高。

普段僕は本の帯ってすぐ捨てちゃうんですけど、ハロメリ2巻は「あの日狂ったチューニングのまま、今日もハーモニーを奏でている。」ってキャッチコピーがあまりに良くてつけたままにしてます。

もうなんかこの巻に関しては冒頭で言ったことが全てなのであまり多くを語りません。清楚ビッチに狂わされる真面目ヤンキーが最高なのでよろしくな。

アクタージュ(12) / マツキタツヤ・宇佐崎しろ

f:id:tailtaling:20200805010416j:plain

千世子、景にプロポーズする。

というのはまあ、拡大解釈なんですけど、かの「飴色紅茶館歓談」の名言「50年後も隣にいてね?」のようなエモみを感じました。

てかカラー扉絵でけいちよがスーツ着てるのめっちゃ良くないですか?顔のいい女がスーツを着るのは最高なんだよな。

そういえば4月に

本誌連載の最新話は件の幼女がけいちよの女女の波動で人生狂わされてレズビアンに目覚める話だって聞いたんですけど本当ですかね???

って話がありましたが、おおむねそのとおりでした。あゆみちゃん……(真相はキミの目でアクタージュ12巻を買って確かめよう!)(いや冷静に考えて過言だけど)

11巻の景ちゃんと対になる表紙、いいぞ。

終末世界百合アンソロジー

ポストアポカリプスと百合は相性が良いと古来から言われていますが、それを実証するように様々な終末百合作品がしのぎを削るのがこのアンソロ。

それぞれに思い思いの終末世界が描かれているので、SFが好きな人にもそこそこ刺さるんじゃないでしょうか。

SFとして良く出来てるっていう意味では岡ぱや先生の「卵の殻を破らねば」が良かったです。でもこれ説明すっとネタバレになっちゃうから詳しく言えないんだよな……

他だと、終末に取り残された少女と市民を管理するAIの百合「Touch me if you can」(田口囁一先生)は「AIに性欲がある」というのが癖に刺さり、

不老不死の聖女の話「トワイライトにおやすみ」(tsuke先生)は一貫して不死の切なさが描き出されていて好きでした。

どれも良作揃いだと思いますが、僕としては「これは!!!」となるほどのものはなかったのでちょっと不完全燃焼気味ですかね。

おわり

という感じで今月は以上ですね。

今月、ちょっと長めに帰省することにしたので8月はほとんど漫画読まないかもしれないし、電子書籍でめっちゃ読むかもしれないです。

チェンソーマン全巻買って読んでみようかなあ。そういえば矢吹神によるTS百合も始まったし、もしかして週刊少年ジャンプが今百合漫画雑誌としてアツい……?

漫画感想2020年6月号

どうやら雨季が苦手らしいことがわかったているです。7月ももう下旬やぞ!

きららの感想記事も書けてなくて悲しい。アンケはちゃんと出せましたが。

まあとりあえず6月に読んだ分の漫画の感想を書きます。ネタバレはしたりしなかったり。

きたない君がいちばんかわいい(2) / まにお

百合姫で一番楽しみにしてる漫画のひとつです。

2巻はなんといっても初っ端から描かれる赤ちゃんプレイですね……

お約束の授乳プレイをし始めた時、初めて見た愛吏のおっぱいに顔を真っ赤にして夢中で吸ってしまうひなこ

愛吏はその際の未知の感覚と、そもそも「ひなこのかわいそうなところを見たい」という欲求に合致していないと感じてそれをすぐ止めてしまうんですが、

そのあともいつもは愛吏に言われるがままのひなこが「あいちゃんの胸、柔らかかった」「もう一回吸いたい」と、珍しく欲望をあらわに……

好きな女に欲情してしまう女、これなんだよな~~~~~~~!!!!!!!!!!

まあ結局そのあと物欲しげな顔をするひなこに苛ついた愛吏からお仕置きをされるんですが……


いや、冷静に考えてこの巻の見所は二人の秘め事がバレてしまう流れと、ひなこと同じグループの好美の本性なんですけどね。

何が面白いって、好美は悠のことが好きで、かつ愛吏とひなこの情事(?)に嫌悪感を抱いており、モノローグで「あんなことしてる奴(ひなこ)が悠ちゃんに接するな」「あんな汚い人間と関わってほしくない」と言い出す(考え出す?)んですけど、

「悠ちゃんは純粋でお日様のような子だから、私が守らなきゃ」って言った直後に自分は悠ちゃんをオカズにオナニーし始めるんですよ。こいついくらなんでも自分のこと棚に上げすぎとちゃう?

まあ、愛吏とひなこのやってることは傍からみたら性的欲求を満足するものだとしても異常行動だし、自分のは純愛だからセーフとか思ってんのかもしれませんが……

それはともかく最後の話でついに愛吏たちのやってることの証拠写真がクラスにバラ撒かれるんですけど、この回がまたうまくて。普段はエッセンス程度の愛吏たちのグループの話がほぼ一話使って描かれてまるでただの日常系漫画かのように進行するんですよ。それで最後の最後に絶望が襲ってくるので、高みから突き落とされる感覚がします。

現在本誌でも抜き差しならない状況が続いているので、果たして二人はどうなってしまうのか、気になる。

きたない君がいちばんかわいい コミック 1-2巻セット

きたない君がいちばんかわいい コミック 1-2巻セット

  • 作者:まにお
  • 発売日: 2020/06/18
  • メディア: コミック

ヴァンピアーズ(3) / アキリ

吸血鬼と少女のミステリアスなんだか日常系なんだかわからない百合第3巻。

なんとこの巻で主人公一花ちゃんに恋敵が二人も登場します。大変だ。

ところでその途中でこんなやり取りがあるんですが……

f:id:tailtaling:20200718182306j:plain

そういえば寿命差問題あんま考えてこなかったなとビクッとしたんですが、本当になんでもないように言ってのける一花ちゃんがめっちゃかっこいい。覚悟ができていなかったのは僕のほう……

あと、今巻でもアキリ先生の表現センスが冴えていました。個人的にうまい!と感嘆してしまったのがこれ。

f:id:tailtaling:20200718182318j:plain

文字通り」「声が裏返って」います。意外と思いつかないですよね。いや、思いついても長文だと読みにくいし、短文でも瞬間的な伝わりやすさを重視して不採用にしちゃうかもしれん。

そしてこのあとのお風呂で吸血&キスの性欲煮えたぎり感がまた良いんだ……

本筋のほうも、リル(吸血鬼)を取り巻く派閥問題などが徐々に明らかになってきました。どうなるアリアちゃん。そしてどうなる一花の恋!

お嬢様はラブコメの主人公になりたい!(1)(2) / わたりさえ

いわゆるメタラブコメを百合でやってる作品ですね。

ラブ/エロコメの百合版というと「立花館To Lie あんぐる」が先駆者(?)としてありますが、あちらはナチュラルにラブコメをやっているのに対し、こちらはラブコメをネタにしつつ、主人公が思っている以上に実際の恋愛模様も動いているという内容になってます。

ざっくり言えば、超お嬢様学園においてみんなの憧れの主人公・西園寺椿が大好きなラブコメの展開を自分も体感してみたい!とヒロインたちとすったもんだする、という感じ。(タイトルまんまやん)

自分自身が女性なのでうまいことラブコメ展開にならなくてモヤモヤするみたいなところも面白いですね。

メタラブコメとしての記念すべき第一話のヒロインが「百合における王道」とも言える「お姉さまに憧れる後輩」なのはやっぱ狙ってるんですかね?(もはやお姉さま×後輩はオールドスクールとも言えそうですが……)

まあ実際見てもらったほうがノリが伝わると思うのでいくつか貼ります。

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お嬢様学園ゆえにスカートが長く……

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後輩と水着を選びに来たときの一幕

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1巻で一番笑った

とまあ、結構ギャグに振っている感じですね。

ただ、この作品の魅力はこれだけではなく、先程も少し触れましたがちゃんとヒロインが椿に惚れるので恋愛ものとしても楽しめます。

ところが椿のほうはラブコメや女の子は大好きだけどヒロインたちが自分に向けている(恋愛的な意味での)好意にはさっぱり気がついていません。ある意味めちゃくちゃラブコメ主人公してるよあんた。

しかも椿の欲が「ラブコメの範疇」で完全に止まっているせいで、本気で椿のことを好きなヒロインたちと思惑がズレていくという始末……

また、他にも椿がラブコメハーレムを作ろうとするのに対し「清純百合女学園ハーレム」を理想とする生徒会長がライバル的存在として登場するのが面白い。

という感じで、メタラブコメとしての面白さが存分につまっていると思います。

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日焼け止めで射精のメタファーやるの面白すぎる。

ストロベリーパルフェ おねロリ百合アンソロジー

もはやおねロリとアンソロジーについて語ることもあるまい。いいなと思った作品をピックアップします。

  • 竹嶋えく「お姉ちゃんは変わってる」

無職でどこかスレたお姉さん(個人的に大好きな属性)・さやかと小学生のまほちゃんが年を重ねる話なんですが、「おねえちゃんはかわってる」→「さや姉ちゃんは変わってる」→「さやかは変わってる」と最初のモノローグが変化していくのと、オチの綺麗さがめちゃくちゃ好きでした。ギミック大好きオタクなので……

  • 寺山電「姪に殺されるかもしれない」

姪の秋乃ちゃんの紛らわしい行動とそれに慌てるお姉さんのはるかという作品。二人のすれ違いも面白かったんですけど、何よりも絵柄が好きで……ジト目が好きなので秋乃ちゃんがもうずっと可愛くて……かわいいの暴力なんですよね……
あとは、「結婚できない理由」に「同性だから」が含まれてなくてあくまで「親戚だから」で通していたのが好印象でした。

  • さかさな「まよいどり」

僕はさかさな先生のファンなんですが、この話にもバッッッチリとさかさな節がきいていて最高でした。
大学生のナツは小学生の小瑠璃ちゃんを恋愛として好きで、小瑠璃ちゃんは恋愛かどうかわからないけどナツのことは好き、という話。この設定だけならわりとありそうな感じなんですけど、小瑠璃ちゃんの葛藤がものすっごくリアルで、具体的に書くと

小瑠璃ちゃんは突然自分に向けられた恋愛という欲望に戸惑いつつ、ナツとの関係は維持したくて、「純真なところが好き(意訳)」と言うナツと自分のギャップに悩み、「大人が子どもに告白ってふつうじゃない」から友達にも相談できずどんどん病んでいく……

というめちゃくちゃつらいやつになっています。

「無邪気なふりしてただけ 変わらないわけないじゃん、変わりすぎちゃったよ もう疲れちゃった」
「変わっちゃってごめんね 騙しててごめんね でも 一緒にいたかったのはほんとだよ」

つらすぎる…………好き…………

ちなみに、一応ハッピーエンド(?)になります。

さかさな先生、思春期の女子の感情と成長を描くのがうますぎるので少女漫画とか描いたらいいんじゃないかと思ったんですけど、少女漫画にするには漫画の作り方がちょっと大人向けだし、何より少女漫画のフィールドだと百合が描きにくいと思われるのでこれからもずっと百合漫画描いてほしいですね。

  • 伊藤ハチ「自由への逃亡」

他の作家が長くても20Pとかだったのにこれだけ40Pあるのがまずちょっと面白い。伊藤ハチ先生の"""熱意"""が感じられますね。

ポストアポカリプス世界で奇病を患った女の子と、その子の担当医の話なんですけど、たぶんこのページを見てもらえればだいたい伝わると思います。

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君もクソッタレな世界で大切なロリのために全てを投げ打つお姉さんを浴びよう!!!

おわり

この記事書くのに総計10時間くらいかかりました。もっと気軽に書きたいと思いつつその本の魅力を伝えようと思ったらつい長文になってしまうんだよな……

来月またこんな遅くならないように読んだらすぐ感想をしたためる習慣をこれからはつけようと思いました。

7月は今日の時点ですでに6冊読んでいるのでまた死にそ~。

漫画感想2020年5月号

こんにちは、ているです。

6月ももう半分が過ぎてしまいましたが、5月に読んだ漫画の感想を書いていきます。忘れていたわけではありません。はい。

急ぎめでちょっと適当になっちゃうかもしれない……

きららファンタジア(1) / 鴻巣

原作のゲームのほうはあんまりやってないのですが(たまに思い出したように起動してイベントストーリーだけ観る程度)、

コミカライズが結構いい感じと聞いたのでせっかくなので読んでみました。……当たりでした。

きららちゃんのおにぎりにわさびがまるごと入っているなど原作ファンがニヤリとしちゃうような小ネタもありつつ、

ファンタジー世界らしい演出や描写がとてもよく、またコールで呼んだキャラが戦う様子などの戦闘描写が意外なほどしっかりバトル漫画然として描かれていて、普通にファンタジー漫画として楽しめるようになっていました。

原作の1章からやっているので今はひだまりスケッチキャラが中心に出てくるのですが、コールで呼び出したココア・やすな・花名ちゃんも喋るし、しかも元作品のキャラ解釈がしっかりしていてオールスターものとしての完成度も高い……

(電子版を買ったので写真がめっちゃきれい)

今後もメインシナリオに出演する以外の作品のキャラとの絡みも楽しみですね。まちカドまぞくや桜Trick夢喰いメリーのキャラも出てくれ〜。

あと、たぶんですが各作品のキャラがデフォルメになるとき、元の作品(作家?)のデフォルメ絵柄を再現してますね。ひだまりスケッチだと横長な顔に縦線2本の目という特徴的なやつになってました。

お話の大筋はたぶんゲームと変わることはないと思いますが、上記のような要素が楽しいので今後も期待です。

お姉さんは女子小学生に興味があります。(4)(5) / 柚木涼太

変態ドタバタおねロリコメディ。

知らない間に4巻が出ていて、営業を再開した書店の新刊コーナーで5巻を見て「???」となりました……ともあれ、4巻から一気読み。

各話をそれぞれ見るとやっていることはこれまでと変わらずみのりさんが小恋ちゃんに欲情してどったんばったん大騒ぎするって感じなんですけど、

4巻からみのりと小恋ちゃんの関係が「恋人」にマジでなってしまったので、

そういった事情をめぐるアレコレが増えて、なんか本当に恋愛モノみたいな雰囲気が出てきています。

まあ先程も言ったとおり、みのりの暴走ぶりは全然変わっていないのですが……「貴重な幼女の出産シーン!」「今なら幼女のキスで孕める気がする」「全身幼女専用器(ロリケートゾーン)です」とか……(いつも大変笑わせていただいております)

あと詳細は省きますが、巻末おまけで同居人のユウさんが裸にされて人妻に膝枕されながら幼女とJKに全身を拭かれるというヤバいシーンも……そうはならんやろ……

ここすきポイントを少しだけ。

ユウさんがみのりの顔が良いことは認めてるの好き。

百合R-18本を読んでいるときの僕かと思った。


さて、この漫画、20代のおねえさんと小1の幼女が付き合って色々際どいことをやるという内容なのでデザイナーさんに「アニメ化は諦めたんですか?」と聞かれたらしいですが、遺憾ながら同調せざるを得ない。

いや、僕はアニメでみのりが騒ぐところを見たいですけどね……

姫のためなら死ねる(10) / くずしろ

もはやこの作品説明する必要ないんじゃない?って思ってますが、どうなんでしょう。

今巻ではなぜか紫式部清少納言に依存することになったのが「まさかの……」という感じでしたが、相変わらず紅式部は苦労人だし、菅原孝標女源氏物語限界オタクだし、

いつものたのしい宮中!!!って感じでしたね。

個人的には本命カプであるはずの清少納言と定子様の絡みがあんまりなかったのがちょっと残念ですが。

あとこれ

妙に納得感があった。


せっかく2桁の大台に乗ったし、これからも末永く続いてほしいですね。

アクタージュ(11) / マツキタツヤ・宇佐崎しろ

11巻はですね~~~何よりもまず白石さんがすごく素敵でしたね……

これまでベテラン俳優として説明されてはいたものの実際に演技をするところは出てこなかったので、羅刹女を諭すシーンの静かな迫力だったり、怒りに呑まれた景を鏡写しにするような怒りを宿した演技とか、

そのへんの「強キャラ」感がやっと具体的に描かれて、とても良かった。普段静かだけど実はめちゃ強いおじさんキャラが好きなんですよね……

他にも景ちゃんが内なる自分と役者としての自分の間で揺れ動く描写や、

武光くんと市子さんが景ちゃんと相対して成長する様など、アツいシーンはたくさん。

それにしても、この漫画脇で見てるキャラの解説が非常に充実していて、説得力がすごくあるんですよね。

こういう解説って教養があって色々な物事への理解度も高くないと絶対にうまくできないと思うんですよ。

「役者という人種」の描き方もすごく細やかだし……どんだけ取材したんだろう……

原作のマツキタツヤ先生をほんとに尊敬しちゃう。

あとは今巻のけいちよですが、景ちゃんの芝居がふと抜けてしまったときに全ギレして「ふざけんな!完璧なあなたに勝たなきゃ意味がないんだよ……」って言ってたシーンがすごくよかった。

サモンナイト2のルヴァイド×イオスを思い出すなあ……(僕はそんな腑抜けたあんたを殺すためにあんたの部下になったんじゃない!でしたっけ?正確に覚えてない)

NTRレズ 彼女が彼女を寝取ったら

同人で推してたちょりもっき先生や安心と信頼の長代ルージュ先生が描いてると知って即購入。

NTRの醍醐味である「読後感の悪さ」が次々に襲ってくる……

しかもその読後感を演出する「終わり方」っていうのが全作品違うんですよね……これってすごいことじゃないですか?(大事なとこなのでネタかぶりしないように打ち合わせしたのかもしれませんが)

特に良かった作品をいくつか挙げると、まずちょりもっき先生の「ちゃんとしたお姉ちゃん」。「この妹に絶対勝てるわけがない」って思わされてしまう圧倒的さがあった。展開としても満足させてくれない恋人より自分のほしいものを与えてくれる相手という王道パターンに妹とうまくいっていない罪悪感まで上乗せされちゃってこりゃ堕ちるしかないよなあ……

長代ルージュ先生の「先生、アタシだって」は最初は好奇心・悪戯心で先生を脅して襲ったギャル子ちゃんがだんだん本当に先生に惚れていって本命の彼女に嫉妬するようになっていく過程、同じく体を重ねるにつれてギャル子ちゃんのことを拒めなくなっていってしまった先生……というのが短い中に鋭くまとまっていて唸らされてしまいました。

あとは剛田ナギ先生の「キミの声が聞こえる」、人の心の声が聞こえてしまう主人公という特殊な設定ですが、人の悪意に辟易していたところに裏表のない彼女が現れお付き合い→自分と同じ能力を持つ女子と出会って抱かれ、自分の能力を好きになれる……という展開がNTRとしてハマっていました。そしてなんといってもラストが良くて、彼女に別れを告げたとき、今まで裏表を見せたことがなかった彼女が初めて主人公に笑い泣きしながら嘘をつくんですよ…………当然主人公にはその悲しい本音が聞こえてるんですよ……最悪だよ…………(褒めてる)

という感じで、なかなか読み応えがありました。成人向け抵抗ないかたはぜひ。

(成人向けなので表紙画像が表示できないけど以下が商品リンクです)

https://amzn.to/30N06lP

おわり

以上。今月もすでに少し読んでますが、「お嬢様はラブコメの主人公になりたい!」が結構面白いです。また来月書きます。たぶん。